新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(29日現在)

トランプ米大統領は28日、一部国際運航便の搭乗者を対象とした新型コロナウイルス検査の実施を検討していると表明した。ブラジリアで撮影(2020年 ロイター/UESLEI MARCELINO)
■トランプ氏、国際便の搭乗者にコロナ検査も ブラジルなど対象
トランプ米大統領は28日、一部国際運航便の搭乗者を対象とした新型コロナウイルス検査の実施を検討していると表明した。
■イタリアを「BBBマイナス」に格下げ、見通し「安定的」=フィッチ
格付け会社フィッチ・レーティングスは28日、イタリアの信用格付けを「BBBマイナス」に引き下げた。格付け見通しは「ネガティブ」から「安定的」に変更した。
■米アルファベット、第1四半期売上高が予想上回る コロナの影響も
米グーグルの持ち株会社アルファベットが28日発表した第1・四半期決算は、売上高がアナリスト予想を上回った。新型コロナウイルス感染拡大の中、グーグル部門の広告が2桁の伸びを記録した。
■米フォード、第2四半期は50億ドル超の損失計上の可能性
米フォード・モーターが28日発表した第1・四半期決算は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)による影響を受け、20億ドルの損失となった。北米工場が閉鎖される中、第2・四半期は2倍以上に当たる50億ドル超の損失計上が見込まれるという。
■英BA、最大1.2万人の雇用削減の公算
インターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)は28日、傘下の英航空大手ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)が最大1万2000人の雇用を削減する可能性があることを明らかにした。
■米、追加コロナ対策は経済後押し 深刻な不況に注意を=高官
米経済諮問委員会(CEA)のケビン・ハセット委員長は28日、新型コロナウイルス対策第4弾が2020年下期の経済成長を後押しするものの、経済は一時的に深刻なマイナス成長に陥ると警告した。
■米UPS、コロナで設備投資と自社株買い削減 通年見通しも撤回
米宅配便大手ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)は28日、新型コロナウイルス感染拡大によって「かつてない」変化にさらされているとし、2020年の設備投資予算を10億ドル削減し、予定していた自社株買いも約8億ドル縮小すると明らかにした。通年の業績見通しも撤回した。
■米上院議員、アマゾンへの捜査を司法省に要請 データ慣行巡り
米上院のジョシュ・ホーリー議員は28日、米アマゾン・ドット・コムが自社のプラットフォームを利用している販売業者のデータを活用して独占的な体制を構築しているとして、アマゾンに対する犯罪捜査を行うよう司法省に求めた。
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