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パンデミック

新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(29日現在)

2020年4月29日(水)17時25分

■米失業者、多数がなお保険申請できず 1000万人前後か=調査

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を受けて失業者が急増している米国で、なお1000万人前後の人が失業保険を申請できていないことが調査結果で分かった。

■米中小企業向け支援、虚偽申請には刑事責任も=財務長官

ムニューシン米財務長官は28日、新型コロナウイルス対策の一環である中小企業向け給与保護プログラム(PPP)の下で行われた200万ドルを超える融資全てについて、財務省が監査を実施すると述べた。

■WHO、コロナ危機で空輸能力の増強訴え 医療物資の輸送に支障

世界保健機関(WHO)は28日、新型コロナウイルス危機の中、中南米などの地域に向けた診断キットや防護用品の輸送を拡大するため、空輸能力の増強が必要と訴えた。

■中国大手4行、第1四半期は増益 利益率は縮小

中国の大手国有銀4行が28日に発表した第1・四半期決算は、新型コロナウイルスの感染拡大にもかかわらず増益となった。ただ利益率は縮小した。

■米キャタピラー、第1四半期決算は46%減益 全地域で減収

米重機メーカーのキャタピラーが28日発表した第1・四半期決算は前年同期比46%減益となった。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)による経済への悪影響を背景に、全ての地域および主要事業セグメントで減収となった。

■EXCLUSIVE-北朝鮮代表団が週内に北京訪問、貿易や食料供給巡り協議=関係筋

北朝鮮の経済代表団が今週にも北京を訪問し、食料供給や通商問題について協議すると、匿名の関係者2人がロイターに明らかにした。北朝鮮では新型コロナウイルス流行により食料供給網が深刻な混乱に陥っている。

■独、新型コロナ感染率上振れ 制限緩和も外出自粛が重要=RKI

ドイツ政府の国立感染症研究機関であるロベルト・コッホ研究所(RKI)のウィーラー所長は28日、国内の新型コロナウイルス感染率が月初から上昇したとし、ロックダウン(都市封鎖)措置は一部緩和されたものの、可能な限り外出を控え、ソーシャル・ディスタンシング(社会的距離)を継続するよう国民に呼びかけた。

■豪、新型コロナ調査巡り対立する中国に「経済的威圧」の説明要求

新型コロナウイルスを巡り国際的調査を求めているオーストラリア政府は、「経済的威圧」をかけたとして中国大使に説明を求めた。

■ロシア、1日当たりの新型コロナ感染者・死者が過去最多に

ロシアで28日、新たに6411人の新型コロナウイルス感染者が確認され、累計の感染者は9万3558人となった。死者は72人で、累計の死者は867人。同国の新型コロナ危機対策センターによると、1日当たりの新規感染者、死者とも過去最多となった。

■銀行は法人顧客を公平に扱うべき=英FCA

英金融行動監視機構(FCA)は28日、新型コロナウイルス感染拡大で悪影響を受けている法人顧客に対し、銀行が融資の条件として他のサービスの契約を求めるケースが判明すれば、強制措置を発動する可能性があると警告した。

■スウェーデン中銀、政策金利0.00%に据え置き 必要となれば利下げも

スウェーデン中央銀行は28日、政策金利のレポレートを予想通りゼロ%に据え置くとともに、新型コロナウイルスの感染拡大による経済への影響を緩和するために導入した一連の措置にも大きな変更は加えなかった。ただ、必要となれば追加の措置を取る用意があるとも表明した。

[ロイター]


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