整形外科医が絶対に避ける「関節を壊す生活習慣」とは?...45歳から始める「7つの予防策」

Seven Ways To Avoid Joint Pain, According To An Orthopedist

2025年8月17日(日)10時00分
マリア・アズーラ・ヴォルペ

「上背部の脊柱が前方に丸まる後弯症(こうわんしょう/猫背)は、加齢によって避けられません。体が前かがみになると、大胸筋(だいきょうきん)や肩甲骨の周辺を安定させる筋肉がさらに悪化し、弱まります」

胸を張って肩を後ろに引くことで姿勢はすぐに改善し、手が頭上に届きやすくなったり、呼吸がラクになるなどの付随する利点も得られるという。


 

この姿勢改善は、大胸筋のストレッチと肩甲骨周りの筋肉強化によって可能だ。具体的には、肩を回す「ショルダーサークル」や、肩甲骨を寄せて肘を腰に近づける「ショルダースクイーズ」が効果的だという。

【動画】「ショルダーサークル」と「ショルダースクイーズ」 を見る

そして立った状態か座った状態で、手のひらを前に向け、腕を横に広げて後ろへ引く、胸のストレッチも推奨される。

さらに、腹筋の強化やハムストリングスの柔軟性向上は、股関節だけでなく腰の関節痛予防にも役立つ。片足立ち、かかとからつま先へ重心移動での歩行、バランスボールなどを使った安定性の強化トレーニングも効果的だという。

加齢は避けられないが、健康を保つ選択は自分次第。そうした習慣の積み重ねが、将来的な関節の健康につながっていく。

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