「インターセックス」って何?...知られざる「9つの事実」を当事者の女性が紹介、SNS動画が話題に
Woman Shares 9 Facts About Her Intersex Body, No Longer Feels 'Shameful'
非営利団体「インターセックス・ソサエティ・オブ・ノースアメリカ(ISNA)」によれば、インターセックスの症例数を正確に把握するのは難しいという。なぜなら、その定義には曖昧さが多く含まれるからだ。ただし、アンドロゲン不応症は約13万人に1人の割合で発生すると推定されている。
ブランケンシップは外性器を持って生まれたが、子宮などの内部の生殖器官はなかった。彼女は精巣を手術で摘出したが、当時は何が起きているのか理解していなかった。幼さゆえに、それを子宮摘出手術だと勘違いしていたという。
18歳になると、彼女は膣の拡張療法(ダイレーションセラピー)を受けたが、それは「まったく楽しい経験ではなかった」と振り返る。
ただ、インターセックスであることの影響は、身体的なものよりもむしろ精神的なものの方が大きかった。彼女の身体は周囲の女の子たちと違って見えた。幼いころから、自分のことを他人に話さないようにと教えられて育った。
沈黙の中で生き、自分が何者かを偽らなければならなかったことは、彼女にとって大きな重荷だった。
「同世代の子たちより自分は幼く感じていた」とブランケンシップは語る。「私は体毛が生えないし、卵巣も子宮もないから月経も起きない。だから、友達が身体の変化を経験していく中で、私は身長も胸の発達も含め、外見がほとんど変わらなかった。まるで、自分だけ知らされていない秘密があるような気がしていた」