最新記事
中印関係

インド、5年ぶりに中国人向け観光ビザ発給再開へ...両国の関係修復は進むのか

2025年7月24日(木)09時40分
中国とインドの国旗

インド政府は中国人に対する観光ビザの発給を7月24日から5年ぶりに再開する。写真は両国の旗。インド・アルナチャルプラデシュ州の両軍の協議会場で2009年11月撮影(2025年 ロイター/Adnan Abidi)

インド政府は中国人に対する観光ビザの発給を24日から5年ぶりに再開する。両国の関係修復に向けた措置の一環。在中国のインド大使館が23日発表した。

両国軍は2020年に国境の係争地で衝突。インドは対抗措置として、中国からの投資制限、中国発の人気アプリ禁止、直行便の運航停止といった措置を講じた。


中国も同時期に新型コロナウイルス流行を理由にインド人を含む外国人向けのビザ発給を停止。22年に学生・ビジネス向けビザの制限を解除したが、インド人向けの観光ビザは、直行便の運航が再開された今年3月まで制限されていた。

両国関係は徐々に改善しており、昨年10月には習近平国家主席とモディ首相がロシアで会談。ジャイシャンカル外相は今月、王毅外相と会談し、関係正常化に向け、国境地帯の摩擦解消、軍隊の後退、「制約的な貿易措置」の回避が必要だと主張した。



[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2025トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

ニューズウィーク日本版 山に挑む
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年7月29日号(7月23日発売)は「山に挑む」特集。心と身体に健康をもたらすクライミングが世界的に大ブーム [PLUS]世界トレッキング名峰5選

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


科学
地震の正体は足元の「その先」に──深海から探る、地震発生のメカニズム
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

お知らせー記事を削除します

ビジネス

カナダ小売売上高、5月は関税影響で1.1%減 6月

ビジネス

米下院委、中国CATLのIPO巡りJPモルガン・B

ワールド

トランプ政権、ニューヨーク市を提訴 「聖域政策は違
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:山に挑む
特集:山に挑む
2025年7月29日号(7/23発売)

野外のロッククライミングから屋内のボルダリングまで、心と身体に健康をもたらすクライミングが世界的に大ブーム

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    幸せホルモン「セロトニン」があなたを変える──4つの習慣で脳が目覚める「セロ活」生活のすすめ
  • 2
    中国企業が米水源地そばの土地を取得...飲料水と国家安全保障に潜むリスクとは
  • 3
    まさに「目が点に...」ディズニーランドの「あの乗り物」で目が覚めた2歳の女の子「驚愕の表情」にSNS爆笑
  • 4
    レタスの葉に「密集した無数の球体」が...「いつもの…
  • 5
    中国が強行する「人類史上最大」ダム建設...生態系や…
  • 6
    WSJのエプスタイン・スクープで火蓋を切ったトランプ…
  • 7
    参院選が引き起こした3つの重たい事実
  • 8
    アメリカで牛肉価格が12%高騰――供給不足に加え、輸入…
  • 9
    「様子がおかしい...」ホテルの窓から見える「不安す…
  • 10
    バスローブを脱ぎ、大胆に胸を「まる出し」...米セレ…
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    「細身パンツ」はもう古い...メンズファッションは「ゆったり系」がトレンドに
  • 3
    ロシアの労働人口減少問題は、「お手上げ状態」と人口学者...経済への影響は「制裁よりも深刻」
  • 4
    「マシンに甘えた筋肉は使えない」...背中の筋肉細胞…
  • 5
    「想像を絶する」現場から救出された164匹のシュナウ…
  • 6
    「カロリーを減らせば痩せる」は間違いだった...減量…
  • 7
    中国企業が米水源地そばの土地を取得...飲料水と国家…
  • 8
    父の急死後、「日本最年少」の上場企業社長に...サン…
  • 9
    約558億円で「過去の自分」を取り戻す...テイラー・…
  • 10
    日本では「戦争が終わって80年」...来日して35年目の…
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 3
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で大爆発「沈みゆく姿」を捉えた映像が話題に
  • 4
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 5
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝…
  • 6
    「細身パンツ」はもう古い...メンズファッションは…
  • 7
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
  • 8
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップ…
  • 9
    ロシアの労働人口減少問題は、「お手上げ状態」と人…
  • 10
    日本より危険な中国の不動産バブル崩壊...目先の成長…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中