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ある番組をきっかけに「幸せな離婚」が多発?...リッチな主婦が「養われる」のを嫌がる理由

‘We Can Be Great Wivesand Own a Business’

2025年7月25日(金)13時16分
ジェニー・フィンク(本誌記者)
リアリティー番組『リアル・ハウスワイフ(The Real Housewives)』のメリッサ・ゴーガ(Melissa Gorga)、タムラ・ジャッジ(Tamra Judge)、アレクシス・ベリーノ(Alexis Bellino)

名声を得たゴージャスな主婦たちの中には、自立路線に転換した女性も PHOTO ILLUSTRATION BY GLUEKIT, AMY SUSSMANーGETTY IMAGES, NOAM GALAIーGETTY IMAGES, MONICA SCHIPPERーGETTY IMAGES, GETTY IMAGES (2)

<私は夫を「キング」と呼んできた──ビジネスで成功した夫と誰もがうらやむゴージャスな暮らしを送る妻たちだが、その暮らしを「捨て」始めた>

誰でも人生で15分は世界的な有名人になれるチャンスがある──。そんなことが言われるようになって久しいが、リアリティー番組『リアル・ハウスワイフ(The Real Housewives)』シリーズは、まさにそのチャンスをリッチな(ただし無名の)専業主婦たちに与えてきた。

The Real Housewives of Miami | Official Season 7 Trailer

それだけではない。番組をきっかけに、伝統的な主婦の役割から抜け出して、経済的自立を勝ち取っていく女性が続々登場している。

「出演者が自分のポテンシャルに気付いたり、新しい自分を見つけたりして、夢を実現するきっかけになってきた」と、制作元のケーブルテレビ局ブラボーのフランシス・ベリック会長は胸を張る。

それは、制作側にとっても予想外の副産物だった。2006年に米カリフォルニア州オレンジ郡を舞台に初めて『リアル・ハウスワイフ』が制作されたとき、司会役で統括プロデューサーを務めたアンディ・コーエンは「オレンジ郡編」という副題を付ける必要性すら感じなかった。

まさかこれほどの人気番組になって、全米11都市で制作されるとは思いもしなかったからだ(現在はドバイ編など外国を舞台にしたものもある)。

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