最新記事
性暴力

トランプに「タイプじゃない」と言われた女性...124億円を使って「彼を発狂させる」と宣言、その内容は?

Writing the President’s Wrongs

2025年7月24日(木)17時43分
マンディ・タヘリ
法廷に立つため裁判所に到着した女性作家のE・ジーン・キャロル

2024年1月、法廷に立つため裁判所に到着したキャロル SPENCER PLATT/GETTY IMAGES

<ドナルド・トランプから性的暴行を受けたとして訴えを起こし、裁判に勝った『エル』誌コラムニストが、現大統領との法廷闘争の舞台裏をコミカルに暴露>

新著の発売を目前に控えた6月半ば、E・ジーン・キャロル(81)はマンハッタンにある本誌米国版編集部にさっそうと現れた。

【動画】本誌に語った、巨額の賠償金の使い道

オリーブ色のジャンプスーツに茶色のラメ入りジャケット、足元はクリーム色の編み上げコンバットブーツで決め、ブロンドの髪はおなじみのボブカット。そして米大統領ドナルド・トランプに払わせる巨額の賠償金は「彼を発狂させる」ために使ってやると宣言した。


2度の民事訴訟で2度ともトランプに勝利した彼女の新著は、題して『私のタイプじゃない──1人の女性vs1人の大統領(Not My Type: One Woman vs. a President)』

彼女に対する性的暴行の疑惑を否認するに当たって大統領自身が使った悪名高い言葉を、そっくり投げ返してやった格好だ。

副題にあるとおり、本書は1人の女性が1人の大統領を相手取って法廷で闘い抜き、陪審員が全員一致で大統領による性的暴行と名誉毀損の事実を認める(ただしレイプの認定には至らなかった)までの過程を克明かつユーモラスに描いている。

ちなみに法廷の命じた賠償金は、利子を含めて総額8800万ドルに上る(1件目が500万ドル、2件目が8330万ドル)。

投資
「FXで長期投資」という投資の新たな選択肢 トライオートFX「世界通貨セレクト」とは?
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

マイクロソフト7─9月売上高、クラウド好調で予想超

ビジネス

NY外為市場=ドル上昇、FRB議長発言で12月利下

ビジネス

米メタ、第3四半期に160億ドルの一時費用計上 大

ビジネス

アルファベット、四半期売上高が予想上回る 広告・ク
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    コレがなければ「進次郎が首相」?...高市早苗を総理に押し上げた「2つの要因」、流れを変えたカーク「参政党演説」
  • 3
    【話題の写真】自宅の天井に突如現れた「奇妙な塊」にSNS震撼、誰もが恐れる「その正体」とは?
  • 4
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 5
    【クイズ】開館が近づく「大エジプト博物館」...総工…
  • 6
    女性の後を毎晩つけてくるストーカー...1週間後、雨…
  • 7
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 8
    リチウムイオンバッテリー火災で国家クラウドが炎上─…
  • 9
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 10
    怒れるトランプが息の根を止めようとしている、プー…
  • 1
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 2
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 3
    中国レアアース輸出規制強化...代替調達先に浮上した国は?
  • 4
    【話題の写真】自宅の天井に突如現れた「奇妙な塊」…
  • 5
    超大物俳優、地下鉄移動も「完璧な溶け込み具合」...…
  • 6
    熊本、東京、千葉...で相次ぐ懸念 「土地の買収=水…
  • 7
    報じられなかった中国人の「美談」
  • 8
    庭掃除の直後の「信じられない光景」に、家主は大シ…
  • 9
    シンガポール、南シナ海の防衛強化へ自国建造の多任…
  • 10
    「信じられない...」レストランで泣いている女性の元…
  • 1
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 2
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 3
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 4
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 7
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 8
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 9
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 10
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中