最新記事

英語学習

グーグル元副社長が教える、英語が下手な親でも子どもの英語力を伸ばせる方法

2022年8月12日(金)12時40分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部
親子

maruco-iStock

<実は31歳から英語を勉強し始めたという、前グーグル日本法人名誉会長の村上憲郎氏。日本の「普通」の家庭でも、子どもに英語運用能力を身につけさせるための環境をつくることは可能だという>

小学校で英語が必修になり、学校教育の現場でも、家庭でも混乱が起きている。英語に苦手意識がある親は、子どもの英語教育にどう向き合えばよいのか?

実業家の村上憲郎氏は、米国のグーグル本社で副社長を務め、グーグル日本法人の前名誉会長としても名が知られるが、実は31歳で米国系のコンピュータ会社に転籍するまで、英語運用能力ゼロという状態だった。

つまり、子どもに英語を習得してもらいたいと思いつつも、自分自身が英語を話せないために不安を抱えている親と、同じようなレベルだったわけだ。

村上氏によれば、そうした親にとって大切なのは、子どもに教えるのではなく、ともに学ぶという視点を持つこと。そのために、日本に居ながら今すぐ取り入れられる方法とは何だろうか。

英語の早期教育をすでに行っている経済的に余裕のある親ではなく、「子どもに英語運用能力を身につけさせたい」と考えるすべての親のために、村上氏はこのたび、『Googleが教えてくれた 英語が好きになる子の育てかた』(CCCメディアハウス)を出版した。

村上氏がアメリカで体験した英語子育て法をまとめた同書から、子供も大人も目的をもって自分を更新し続ける米国流教育の秘訣を3回に分け、抜粋する(この記事は第1回)。

◇ ◇ ◇

親も「英語恐怖症」をやめる

「いまさらわが子を、海外に留学させることなんてできない‼」

そういう方も、もちろん大丈夫です。Chapter 1[編集部注:「子どもたちは『地球人』──世界に目が向くこころを育てる」]で述べたように、私だって30代になってからのアメリカ転進で、ちゃんと英語が話せるようになっています。

仮にあなたのお子さんに同じように海外に行く未来が待っていたとしても、日本でちゃんと英語を使う下地をつくっておけば、私なんかよりはずっと上手に、世界を舞台にして活躍できるようになるはずです。

私が無謀にもアメリカ系の会社に入社したとき、私の英語力は、前章で述べた「インターナショナル人材」のレベルにすら届いていませんでした。ただ、そんな私でも、英語を学ぶために、進んで「英語環境のなかに足を踏み入れる努力」はしたのです。

日本でアメリカ系の会社に入ったあと、たとえば、アメリカの本社から出張に来たアメリカ人がいれば、私は必ず飲みに誘っていました。「日本の料理をご馳走するよ」なんて言って、焼き鳥や焼酎を勧めたりして......。

それで無理やり英語で話すのですが、案外とこれが勉強になったのです。レッスン料も安い居酒屋さんの飲み代だけで済むので、これほどお得なことはありませんでした。

Googleが教えてくれた 英語が好きになる子の育てかた
 村上憲郎 著
 CCCメディアハウス

(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

野村HDの10-12月期、純利益は前年同期比10%

ワールド

英首相、中国財界幹部と会談 上海訪問へ

ワールド

インドネシア、株式市場の透明性向上へ改革 経済担当

ビジネス

12月住宅着工、前年比1.3%減 2025年は3年
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:高市 vs 中国
特集:高市 vs 中国
2026年2月 3日号(1/27発売)

台湾発言に手を緩めない習近平と静観のトランプ。激動の東アジアを生き抜く日本の戦略とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「副産物」で建設業界のあの問題を解決
  • 3
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大胆な犯行の一部始終を捉えた「衝撃映像」が話題に
  • 4
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 5
    秋田県は生徒の学力が全国トップクラスなのに、1キロ…
  • 6
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 7
    パキスタン戦闘機「JF17」に輸出交渉が相次ぐ? 200…
  • 8
    日本経済を中国市場から切り離すべきなのか
  • 9
    配達ライダーを飲み込んだ深さ20メートルの穴 日本…
  • 10
    日本はすでに世界第4位の移民受け入れ国...実は開放…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 3
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡張に新たな対抗手段
  • 4
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 5
    データが示す、中国の「絶望的な」人口動態...現実味…
  • 6
    ラブロフ、グリーンランドは‌デンマーク​の「自然な…
  • 7
    一人っ子政策後も止まらない人口減少...中国少子化は…
  • 8
    スペースXの宇宙飛行士の帰還が健康問題で前倒しに..…
  • 9
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 10
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 8
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
  • 9
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中