ニュース速報
ビジネス

エヌビディア決算に注目、AI業界の試金石に=今週の米株式市場

2025年08月24日(日)15時57分

 25日から始まる週の米株式市場は、テクノロジー株が不安定な展開となる中、27日に発表される半導体大手エヌビディアの四半期決算が注目材料となる。同社の決算は急速に成長する人工知能(AI)業界にとって重要な試金石になるとみられている。写真はニューヨーク証券取引所。2022年11月撮影(2025年 ロイター/Brendan McDermid)

Lewis Krauskopf

[ニューヨーク 22日 ロイター] - 25日から始まる週の米株式市場は、テクノロジー株が不安定な展開となる中、27日に発表される半導体大手エヌビディアの四半期決算が注目材料となる。同社の決算は急速に成長する人工知能(AI)業界にとって重要な試金石になるとみられている。

これまで大きく上昇してきた情報技術セクターは22日までの週に1.6%下落した。

ミラー・タバクのチーフ市場ストラテジスト、マシュー・マリー氏は、エヌビディアの決算に向けて投資家はより「神経質」になっていると指摘。「グループ全体が下落し、その中で最も重要な銘柄が決算を発表すれば、その影響は通常よりも大きくなる」と語った。

また、レイモンド・ジェームズ・インベストメント・マネジメントのチーフ市場ストラテジスト、マット・オートン氏は「エヌビディアはAI業界の動向を象徴するような存在と見なされている。AI関連銘柄全体への先読みは間違いなく行われており、それが今年のS&P総合500種のリターンをけん引してきた」と指摘した。

アナリストは最近のハイテク株安の要因として、投資家がAIに過剰に期待している可能性があるというオープンAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)の発言や、AI投資のリターンに疑問を投げかけるマサチューセッツ工科大学の研究などを挙げている。

エヌビディアの決算は、おおむね予想を上回り株式市場を押し上げてきた第2・四半期の米企業決算シーズンを締めくくる。

ゴールドマン・サックスのストラテジストは、エヌビディアやアップル、マイクロソフトなどを含む超大型ハイテク企業7社「マグニフィセント・セブン」の業績が特に堅調だと指摘。エヌビディアの予想を含めたマグニフィセント・セブンの増益率は26%と、残りのS&P総合500種採用企業の7%を大幅に上回る見通しだとした。

LSEGのデータによると、エヌビディアの第2・四半期決算は1株利益が48%増加すると予想されている。

25日からの週には消費者信頼感指数やインフレ指標など経済データも注目される。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ氏が閣僚刷新検討 イラン戦争が打撃 選挙控

ワールド

商船三井のLPG船がホルムズ海峡を通過 日本関係2

ワールド

ドバイの米オラクル施設に迎撃破片が落下、負傷者なし

ワールド

トランプ政権による大学への人種データ開示命令を仮差
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:日本企業に迫る サステナビリティ新基準
特集:日本企業に迫る サステナビリティ新基準
2026年4月 7日号(3/31発売)

国際基準の情報開示や多様な認証制度──本当の「持続可能性」が問われる時代へ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    イラン戦争の現実...アメリカとイスラエル、見え始めた限界
  • 2
    「考えの浅い親」が子どもに言ってしまっている口ぐせ・ワースト1
  • 3
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引、インサイダー疑惑が市場に波紋
  • 4
    【銘柄】「三菱商事」の株価に高まる期待...ホルムズ…
  • 5
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅…
  • 6
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イ…
  • 7
    血圧やコレステロール値より重要?死亡リスクを予測…
  • 8
    中国は「アカデミズムの支配」を狙っている? 学術誌…
  • 9
    イラン戦争は「ハルマゲドンの前兆」か? トランプ…
  • 10
    満を持して行われたトランプの演説は「期待外れ」...…
  • 1
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 2
    「水に流す」日本と「記憶する」韓国...気候と地理が育んだ「国民意識の違い」とは?
  • 3
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引、インサイダー疑惑が市場に波紋
  • 4
    記憶を定着させるのに年齢は関係ない...記憶の定着度…
  • 5
    イラン戦争の現実...アメリカとイスラエル、見え始め…
  • 6
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イ…
  • 7
    ロシア経済を支える重要な港、ウクライナのものと思…
  • 8
    オランウータンに「15分間ロックオン」された女性のS…
  • 9
    「考えの浅い親」が子どもに言ってしまっている口ぐ…
  • 10
    映画『8番出口』はアメリカでどう受け止められた?..…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 4
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 5
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 10
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中