最新記事

英会話

日本人が英語を話せないのは、とっさに使える「武器センテンス」を持っていないから

2021年5月7日(金)19時37分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部
英語が苦手な日本人(イメージ)

metamorworks-iStock

<英語が苦手な理由は、「英会話」学習をしていないから――そう話すのは、話題の英会話スクールの創業者・小茂鳥雅史氏だ。実戦ですぐに使える「武器」を身につけると、一気にスピーキング力が上がるという。どんな武器を、どう覚えればいいのか>

いつかは英語を話せるようになりたい、と勉強を続けて早数十年......なのに、一向に英会話が上達した気がしない。そんな悩みを抱えているのなら、真っ先にするべきことがあるという。

それは、「何のために勉強をするのか」を自分の中ではっきりさせておくことだ。そんなこと? と思われるかもしれないが、案外見落としてしまっているのではないだろうか。ただ漫然と勉強を続けていても「いつか」は永遠にやってこない。

テレビ番組「マツコ会議」(日本テレビ系)にも出演したことで話題の英会話スクール「スパルタ英会話」を主宰する小茂鳥雅史氏は、英会話を身につけるために本当に必要なことは、「英語学習」ではなく、「英会話学習」だと言う。そして、最短で効率よく話せるようになるためには、「己の目的を果たすための英会話」にフォーカスして、磨くことだと断言する。

前著『スパルタ英会話――挫折せずに結果を出せる最速学習メソッド』(CCCメディハウス)で小茂鳥氏は、自身の体験と脳科学を基に磨き上げた、あきらめずに続けられる英会話習得法を詳細に解説した。

今回上梓した『スパルタ英会話――言いたい順に身につける「武器センテンス」1000』(CCCメディアハウス)はその実践編ともいうべき1冊。学習者それぞれが目的を果たせるよう、汎用性の高いセンテンスを集めている。

本書に挙げられたセンテンスは、実戦ですぐに使える「武器」となるもの。会話の武器を身につけることで、一気にスピーキング力が上がるという。まずは武器を身につけるプロセスから見ていこう。

RPG感覚で英会話を自分のものにする

そもそも英会話学習の目的は、「自分の言いたいことが言えて、相手の言っていることがわかる」ようになることにある。TOEICの点数を上げたいのならば、目的も取るべき手段も別にある。英会話学習を成功させるには、「英語で話す具体的な状況」をイメージすることが不可欠だ。

本書ではあえて、「外国人と恋人・夫婦になる」ということをゴールに設定し、センテンスを紹介している。

そこには理由がある。誰かと仲良くなり、出かけたり、計画を立てたりという行動は、恋愛に限ったことではない。あらゆる人間関係で大切なスキルである。そこで、ベーシックなセンテンスを頭に叩き込み、単語を置き換えることによって、さまざまな人間関係の構築に応用してほしいという願いが込められている。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

中国経済8月は減速、生産・消費が予想下回る 成長目

ワールド

中国は戦時文書を「歪曲」、台湾に圧力と米国在台湾協

ワールド

米中マドリード協議、2日目へ 貿易・TikTok議

ビジネス

米FTCがグーグルとアマゾン調査、検索広告慣行巡り
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界が尊敬する日本の小説36
特集:世界が尊敬する日本の小説36
2025年9月16日/2025年9月23日号(9/ 9発売)

優れた翻訳を味方に人気と評価が急上昇中。21世紀に起きた世界文学の大変化とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 2
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる」飲み物はどれ?
  • 3
    科学が解き明かす「長寿の謎」...100歳まで生きる人に共通する特徴とは?
  • 4
    腹斜筋が「発火する」自重トレーニングとは?...硬く…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 6
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェ…
  • 7
    電車内で「ウクライナ難民の女性」が襲われた驚愕シ…
  • 8
    【動画あり】火星に古代生命が存在していた!? NAS…
  • 9
    【クイズ】世界で1番「島の数」が多い国はどこ?
  • 10
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベー…
  • 1
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 2
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 3
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれば当然」の理由...再開発ブーム終焉で起きること
  • 4
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 5
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 6
    科学が解き明かす「長寿の謎」...100歳まで生きる人…
  • 7
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェ…
  • 8
    【クイズ】世界で1番「島の数」が多い国はどこ?
  • 9
    埼玉県川口市で取材した『おどろきの「クルド人問題…
  • 10
    観光客によるヒグマへの餌付けで凶暴化...74歳女性が…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 4
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 5
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影…
  • 6
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 7
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 8
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれ…
  • 9
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット…
  • 10
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中