最新記事
トレーニング

「筋トレは朝がいい、30分でいい」総合格闘家がビジネスマンに伝えたいこと

2018年12月21日(金)19時20分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

Milatas-iStock.

<一流の起業家や経営者たちは、健康な体づくりに時間を費やしている。総合格闘家であり、経営者のパーソナルトレーナーも務める宮田和幸氏が伝授する「戦える体づくり」のための筋トレ法>

近頃、書店のビジネス書コーナーに健康に関する本が多く見られるようになった。エリートや成功者こそ食事に気を遣い、ちゃんと体も鍛えているものだ、という認識が広まってきているからかもしれない。確かに、エネルギッシュに活躍する「一流」と呼ばれる人たちには、健康的な体型の人が多い。

人一倍多忙であるはずのエリートたちが、どうして健康的な体づくりに貴重な時間を費やすのだろう。それは「強くなりたい」から。そして、やはり「女性にモテたい」からだ――そう語るのは、総合格闘家であり、起業家や経営者のパーソナルトレーナーも務める宮田和幸氏だ。

そんなのは偏見だという意見もあるかもしれないが、宮田氏は決して、そうした本能的かつ根源的な欲求を否定しているのではない。それどころか、むき出しの願望があるからこそ「一流の身体」をつくることができ、それによって人生の成功をも手にできるのだと述べる。

宮田氏の著書『「一流の身体」のつくり方――仕事でもプライベートでも「戦える体」をつくる筋トレの力』(CCCメディアハウス)には、多忙なビジネスマンだからこそ、今すぐ筋トレを始めるべき理由が詰まっている。

30代、40代はまだまだ若い

宮田氏は現在42歳。レスリング(フリースタイル63kg級)の日本代表として、23歳の時にシドニーオリンピック(2000年)に出場し、その後、28歳で総合格闘家に転向した。K-1 MAXやDynamite!!などさまざまな団体で活躍するかたわら、複数のジムを経営し、さらに経営者や著名人などのパーソナルトレーニングも数多く手がけている。

レスリングやボクシングなどの競技では、25歳が選手としてのピークだと言われるが、宮田氏は、果たして本当にそうなのかと疑問を投げかける。というのも、現在でも体力の衰えを感じることなく、また、格闘家としての実力も落とさずに現役を続けられてきたからだ(なお宮田氏は、体力の限界ではなく若手のサポートをしたいという理由から、今年12月31日開催の大会「RIZIN.14」での引退を表明している)。

25歳がピークというのは、単に、それまで続けてきたトレーニングを止めてしまうからではないか。加齢によって弱くなるのではなく、強さを維持する努力をしなくなるだけではないか----というのが宮田氏の意見だ。

実際、20代後半で総合格闘技という異世界に飛び込んだ宮田氏は、そこから新しいことをひとつずつ習得する日々を送っているうちに、飽きることなくトレーニングを継続でき、それによって見事に鍛え抜かれた肉体を維持できているという。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

ECB、利下げ急がず 緩和終了との主張も=10月理

ワールド

米ウ協議の和平案、合意の基礎も ウ軍撤退なければ戦

ワールド

香港の大規模住宅火災、ほぼ鎮圧 依然多くの不明者

ビジネス

英財務相、増税巡る批判に反論 野党は福祉支出拡大を
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ガザの叫びを聞け
特集:ガザの叫びを聞け
2025年12月 2日号(11/26発売)

「天井なき監獄」を生きるパレスチナ自治区ガザの若者たちが世界に向けて発信した10年の記録

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで墜落事故、浮き彫りになるインド空軍の課題
  • 2
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファール勢ぞろい ウクライナ空軍は戦闘機の「見本市」状態
  • 3
    【クイズ】次のうち、マウスウォッシュと同じ効果のある「食べ物」はどれ?
  • 4
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 5
    【寝耳に水】ヘンリー王子&メーガン妃が「大焦り」…
  • 6
    がん患者の歯のX線画像に映った「真っ黒な空洞」...…
  • 7
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙す…
  • 8
    ウクライナ降伏にも等しい「28項目の和平案」の裏に…
  • 9
    7歳の娘の「スマホの検索履歴」で見つかった「衝撃の…
  • 10
    ミッキーマウスの著作権は切れている...それでも企業…
  • 1
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるようになる!筋トレよりもずっと効果的な「たった30秒の体操」〈注目記事〉
  • 2
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで墜落事故、浮き彫りになるインド空軍の課題
  • 3
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やってはいけない「3つの行動」とは?【国際研究チーム】
  • 4
    マムダニの次は「この男」?...イケメンすぎる「ケネ…
  • 5
    AIの浸透で「ブルーカラー」の賃金が上がり、「ホワ…
  • 6
    海外の空港でトイレに入った女性が見た、驚きの「ナ…
  • 7
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 8
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファ…
  • 9
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベー…
  • 10
    老後資金は「ためる」より「使う」へ──50代からの後…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 7
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 10
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中