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韓国人は「極端」で「強烈」?...韓流エンタメ旋風の理由はここにあり、世界中で検索される「45.6」の意味とは?

WHY IS “SQUID GAME” SO POPULAR?

2025年7月9日(水)17時28分
ジョーダン・ホフマン(映画評論家)
シドニーのイベント会場に登場した『イカゲーム』のヨンヒ人形

シドニーのイベント会場に登場した『イカゲーム』のヨンヒ人形。身長4メートル半の巨大版 JAMES D. MORGAN/GETTY IMAGES

<全世界での累計視聴時間は「40万9200年」──Netflix最大のヒット『イカゲーム』に、なぜ世界中の人が夢中になるのか>

米ニューヨーク、マンハッタンのミッドタウン。マジソンスクエア・ガーデンや老舗百貨店のメーシーズ、エンパイア・ステートビルが並び、観光客が押し寄せる場所に、期間限定でイベントが入れ替わる体験型スペースがある。何年か前、筆者は姪とここを訪れて、大いに楽しんだ。

【動画】あの恐怖のデスゲームを実際に体験...「イカゲーム:ザ・エクスペリエンス」の様子

今、このイベント会場を占めているのは「イカゲーム:ザ・エクスペリエンス(Squid Game: The Experience)」。参加者は会場で自撮りをしながら、大人気ドラマシリーズの世界観を体験している。


『イカゲーム(오징어 게임)』シリーズは見た人も多いだろうし、そうでなくても聞いたことがあるという人はたくさんいるだろう。

ネットフリックス(Netflix)が制作・配信した韓国のテレビシリーズで、『イカゲーム』のシーズン1は2021年に世界的なブームを呼んだ。「エクスペリエンス」はニューヨークのほかにロンドン、シドニーでも開催中で、ソウルとマドリードでも行われた。

『イカゲーム』はともかく中毒性がある。内容は残虐で悲惨で非現実的なのだが、なぜか心をわしづかみにされる。これぞネットフリックス史上最も視聴されたコンテンツ。同社の発表によれば、シーズン1と2を合わせた世界での延べ視聴時間は、約35億8500万時間に達する。

そして6月27日には、ついに最終章となるシーズン3の配信がスタートした。

『イカゲーム』シーズン3 予告編


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