ストーリーが進むにつれて参加者は同盟を結び、ヒーローや悪役が現れる。衝撃的などんでん返しや息をのむ恐怖の瞬間、そして命を懸けた選択や、善悪の境界を揺さぶるようなジレンマが次々に押し寄せる。

やがて、この悪魔のシナリオを仕組んだ黒幕は誰かが明らかになる。さらに、他者が苦しむ様子を眺めてカネを賭けて楽しむために各国から集まった「VIP」と呼ばれる倒錯者のグループの正体も見えてくる。

大半のテレビドラマと違って、『イカゲーム』シリーズは映画監督らしいこだわりを感じさせる。全エピソードの脚本と演出を手がけたのは、ファン・ドンヒョク(황동혁)。

主人公と同じくソウル市内で労働者階級が多く住む双門洞で生まれ育ち、シーズン1の悪役キャラと同じくソウル大学の出身だ。南カリフォルニア大学で映画制作を学び、短編映画で一定の評価を得たが、多額の借金を抱えていた。

その当時、彼が読んでいたのは漫画版の『バトル・ロワイアル』(日本の漫画で、後に映画化された)。中学生たちが催眠ガスで眠らされ、孤島に連れて行かれて互いに殺し合いをするという物語だ。

映画『バトル・ロワイアル』予告編

この作品に着想を得たファンは、『イカゲーム』を長編映画の脚本として書き上げたが、資金調達は難航。そのため、ヒット狙いの映画を何本か撮った。

韓国の生活は「極端」???
【関連記事】