成人向けSNSで「自ら稼ぐ」女性アスリートが増加中...背景にはスポーツ界に蔓延る「性的な搾取」が
Declaration of Independence: Female Athletes Take Control of Their Sexual Narrative
トップレベルの選手であっても、スポンサー契約への依存は大きな負担になる。まだ実績を出し切れていない選手や、引退が近づいている選手にとっては、なおさらだ。
「私がこれまでに直面してきた困難は、ケガ、常に結果を出し続けなければならないプレッシャー、そして個人競技ゆえの孤独。さらにそこに、資金調達やスポンサー対応、世間の注目といった要素がすべて重なってくる。勝っているときだけはきっちり敬意を払われるけれど、負ければ誰もいなくなる」とニューマンは語る。
アスリートたちにとってOnlyFansは目的達成の手段かもしれないが、同時に彼女たちは『ビジネス』としての活動をしている。ブランドを築き、ファンを獲得するためには、購読者が求めるコンテンツを届けなければならない。
「ファンは『二面性』を気に入ってくれてる。オリンピアンとビューティーが交差する、大胆で女性らしいエネルギー。ある日はトレーニング動画、別の日はレッドカーペットの姿。時には『どっちの服が似合う?』と聞いたりもする。そのバランス──競技と洗練──を保つことを学んだ。でも、何よりも大事にしているのは『本物らしさ』。私のコミュニティは、それが本物だと知っているから応援してくれる」とニューマンは語る。
リアルな発信をしていても、女性のヌードやOnlyFansに対する偏見は根強い。そして、家族や友人、将来のパートナーにアカウントの存在をどう伝えるかという課題もある。
「私の家族も友人も、ただただ応援してくれた。『あなたはこのキャリアを築くためにものすごく努力してきた。自分の手で発信する場をつくるのは、まったく問題ないことだ』と言ってくれた」とスマートは語る。





