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座るならカウンター、コンビニ店員には世間話...秘書歴30年の「一流秘書」が伝授する「好かれる生き方」

2025年5月8日(木)17時00分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

一方で私は『七人の秘書』(テレビ朝日系)というドラマの監修をさせていただいたことがあります。

スタッフの人たちはセットや小道具なども全部打ち合わせをして、画面には映らない名刺のデザインまでこと細かにリサーチしていましたから、ドラマはまったくの絵空事というわけでもなさそうです。そういったドラマから、さまざまな業界の人のしゃべり方とか業界用語などもインプットしています。

ニュースで注目するのは、例えば企業のお詫び会見。謝罪している人がどういう服装をしているか、どういう言葉遣いをするかなどをよく見ています。

2024年の夏に天皇皇后両陛下がイギリスに行かれたときも、服装やしぐさや人々への対応に目が釘づけでした。これは非常にスペシャルな人たちの対応ですが、国賓級の対応とはどういうものなのかを学ぶつもりでテレビを見ています。

自分の興味があるところに注目して、少しでも知識を吸収するつもりでテレビやネットを見ていると、街を歩いているときも見方が変わってきます。見方が変わると入ってくる情報の質も変わってくる。

さらには自分のアウトプットの内容も変わってくる。そして内容が変わればアウトプットする相手も変わってくると思います。あらゆることに興味を持ち、学ぼうと心がけることで、自分が豊かになっていくのだと思います。

いろいろな体験をしてエンタメ力を養う

例えば社内でイベントを開くとき。飲み会、忘年会、新年会、送別会、歓迎会や目標達成のお祝いなど、いろいろなシチュエーションがあると思います。

あるいは友達のバースデーパーティーやホームパーティーを企画したいとき。「どうしたら参加者に喜んでもらえるか」を考えるのも、大事な気配りの1つです。ただし「喜んでもらいたい」という気持ちだけでは、満足してもらうのはなかなか難しい。

なぜなら参加者の中には、いろいろなお店に行って、いろいろなものを食べたことがある経験豊富な人がいるかもしれないからです。そういう人は多少のことでは驚かないし、感動もしてくれないでしょう。

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