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西半球をアメリカの庭に...トランプが提唱する「ドンロー・ドクトリン」は現代の帝国主義なのか?
21世紀に入りオバマ政権は、モンロー・ドクトリンの時代は終わったと明言した。
そして今、トランプは「私たちの半球においてアメリカの人々の運命を支配するのは、外国でもグローバリスト機関でもなく、常にアメリカの人々である」と主張している。
石油利権をめぐる複雑な歴史
トランプがドンロー・ドクトリンを語る背景には、アメリカが「自分たちのもの」を取り戻しているだけだという彼の持論がある。「彼らは私たちの石油を盗んだ。あの産業は全て私たちが築いたものだ」、アメリカ史上最大の窃盗被害だ、と。
これもまたトランプ流の誇張なのか。それとも中国を驚かせ、自分を嘲笑したマドゥロに復讐し、中間選挙で重要な票田となるアメリカ国内のディアスポラ(避難民)コミュニティーの歓心を買うなど、他の利益を念頭につくり上げた口実なのか。
ベネズエラの石油産業が始まったのは約100年前。アメリカのエクソンモービルとヨーロッパのシェルはベネズエラ政府と契約を結び、多額のロイヤルティーと税金と引き換えに石油採掘と生産の権利を得た。契約の期限は1983年だったが、ベネズエラは7年早く打ち切り国有化。早期終了に伴う補償も一部ながら提供され、石油会社側は再交渉の条件に大きな異議を唱えなかった。
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