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西半球をアメリカの庭に...トランプが提唱する「ドンロー・ドクトリン」は現代の帝国主義なのか?
ヨーロッパとアメリカの「相互不干渉」を主張した外交原則は孤立主義ともいわれた(モンロー・ドクトリンを揶揄するイギリスのマンガ、1903年頃) ILLUSTRATION BY HULTON ARCHIVE/GETTY IMAGES
<国家主権よりアメリカの利益を優先するトランプのドクトリンは、中南米に平和か隷属、どちらをもたらすのか>
ドナルド・トランプ米大統領は203年前のアメリカの外交方針を復活させ、その名称に自らの名前を重ねている。
1823年、ジェームズ・モンロー大統領は、西半球(南北アメリカ大陸)におけるヨーロッパ列強の関与を強く牽制する「モンロー・ドクトリン」を打ち出した。新興大国だったアメリカは、自国の裏庭を完全に支配することによってのみ、世界的な大国の地位を主張できると考えたのだ。
トランプは、ベネズエラでニコラス・マドゥロ大統領を拘束した軍事作戦について語った際に自分の名前と掛け合わせた「ドンロー・ドクトリン」に言及。国務省は即座に反応して宣言した。「ここは私たちの半球だ。トランプ大統領は私たちの安全が脅かされることを許さない」
19世紀にアメリカはこの半球支配の考えの下、メキシコで皇帝マクシミリアンを引きずり降ろし、キューバのスペインからの独立を画策し、プエルトリコ、グアム、フィリピンを征服して支配を獲得した。
20世紀初頭にセオドア・ルーズベルト大統領は、ラテンアメリカでヨーロッパの債権者が債権回収のために武力行使をちらつかせると、アメリカは「国際警察権」を行使できると主張した。このモンロー・ドクトリンの拡大解釈は、ドミニカ共和国、ニカラグア、ハイチへの軍事介入や、キューバ、グアテマラ、チリでのクーデター工作と支援を正当化した。
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