<15年以上、自分の娘と犬や猫、猿、カンガルーなどの動物を一緒に撮り続けてきた写真家ロビン・シュワルツ。この写真、実に謎である>
動物は、多くの写真家が好んで被写体に使うものの1つ。今回紹介する米ニュージャージー州在住のロビン・シュワルツもそうした1人だ。ただし、彼女の写真は、動物の可愛らしさや、あるいは野生動物に焦点を当てたものではない。人間を含めた動物たちを種としてとらえ、その関係性を探り求めている。
すでに写真集を4冊出しているが、なかでも、自分の娘アメリアと動物たちをポートレート的に一緒に撮影したシリーズがまさにそれだ。娘が生まれた時に始め、3歳の時から本格的に撮影し、以来15年間続けているプロジェクトである。
2008年に『Amelia's World』、2014年には『Amelia & the Animals』としてアパチャーから出版され、2016年にはグッゲンハイム・フェローシップを受賞している。
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娘以外の被写体の多くは犬、猫、そして猿だ。加えてカンガルーや虎、象、七面鳥などもあり、多様である。こう書き並べると動物紹介シリーズのように聞こえるが、シュワルツがつくり出している世界の最大の魅力は、アメリアと動物たちとの間に流れている途方もない不可思議な親密感である。
実に謎である。動物たちがシュワルツの娘アメリアを同じ種として眺めているのである(あるいは「扱っている」とも言える)。アメリア自身も、そうした動物たちを人間として見ている観がある。こうした世界を見せつけられると、まれに飛び込んでくる、狼などが人間の子供を自らの子供として育てたというニュースなどは、単なる自然の摂理であるとさえ思えてくる。
こうした親密的な繋がりは、もう1つの親密性を放つ源がなければ存在し得ない。もちろん、写真を撮っている母親のシュワルツである。