- HOME
- コラム
- プリンストン発 日本/アメリカ 新時代
- 最後のテレビ討論はトランプの「やや勝ち」 バイデン…
最後のテレビ討論はトランプの「やや勝ち」 バイデン優位の大勢は変わらず選挙戦は最終盤へ
(4)一方バイデンは、環境問題でやや踏み込みすぎて中道から右の票を失う危険、それからトランプの「バイデンは民間医療保険を潰す」という非難への防戦が不十分であったなど、微妙に打ち負けていた。バイデンの場合、途中で腕時計を見たのは印象を悪化させた可能性がある。
(5)トランプはバイデンの次男のスキャンダルを大きく取り上げると思われていたが、それは適当に切り上げて、「クライム・ビル(犯罪取締法)」を材料にバイデン批判を展開。90年代に微罪にも厳罰を課すことで治安回復を狙った法律のせいで収監されて苦しんでいる黒人家庭が多いとして、当時法案成立に賛成したバイデンを批判し続けた。バイデンは防戦に回って失点した。
(6)トランプとその側近は「共和党支持者のトランプ離れを食い止める」ことを主眼にしたかもしれず、仮にそうであれば一定程度の効果はあったと思われる。
(7)全体としては、今回の討論単体で考えると「52対48」でトランプが打ち勝ったという印象。
(8)そうはいっても、接戦州のミシガン、ウィスコンシン、ペンシルベニアでの形勢逆転とまでは行かないのではないか? 従って全体としてバイデン有利という情勢が大きく動いたわけではない。その一方で、テキサスをバイデンが取って「地滑り的勝利」という可能性はやや遠のいたかもしれない。
今回、トランプが妙に殊勝だったのは、円満退任と起訴回避へ向けての「出口戦略」を意識し始めたからという気配も若干匂います。しかしこればかりは、そう言い切れる程はっきりしたものではありません。

アマゾンに飛びます
2025年9月16日/23日号(9月9日発売)は「世界が尊敬する日本の小説36」特集。優れた翻訳を味方に人気と評価が急上昇中。21世紀に起きた世界文学の大変化とは
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
日本の新政権が向き合うべき、安全保障の「ねじれ」というアキレス腱 2025.09.17
「物価高対策と財政規律の間の最適解」──ポスト石破に求められる最重要課題 2025.09.10
アメリカのストーカー対策、日本との違いを考える 2025.09.03
「体験格差」という言葉に覚える強烈な違和感 2025.08.27
日本の核武装コストは、どのように計算すれば良いのか 2025.08.20
被爆80年の今、真剣に議論しなければならないこと 2025.08.06
戦後80年に必要な3つのメッセージを考える 2025.07.30
-
外資系投資銀行の総合受付チームリーダー 土日祝休み 月25万円~ 千代田区 20代・30代活躍中
グローブシップ・ソデクソ・コーポレートサービス株式会社
- 東京都
- 月給25万円~35万7,000円
- 正社員
-
東京/外資系投資銀行のチーム秘書/土日祝休 年収350万円~ コミュ力活かせる 20代・30代活躍中
グローブシップ・ソデクソ・コーポレートサービス株式会社
- 東京都
- 月給25万円~30万円
- 正社員
-
外資系企業オフィス運営の統括マネージャー 英語力活かせる/月38万円~/港区 20代・30代活躍中
グローブシップ・ソデクソ・コーポレートサービス株式会社
- 東京都
- 月給38万円~50万円
- 正社員
-
人事マネージャー候補/外資系大手オンラインメディア企業
株式会社クリーク・アンド・リバー社
- 東京都
- 年収750万円~950万円
- 正社員