香港、最高レベルの豪雨警報を継続 病院・学校など閉鎖

香港の気象当局は同地域を襲った大雨を受け、降雨警報を8月5日午前11時まで最高レベルである「黒」に維持すると発表した。写真は、浸水した病院の救急外来部門の外にバリケードを設置する作業員(2025年 ロイター/Lam Yik)
[香港 5日 ロイター] - 香港の気象当局は同地域を襲った大雨を受け、降雨警報を5日午前11時まで最高レベルである「黒」に維持すると発表した。この豪雨で病院、学校、裁判所などが閉鎖された。
中国南部では週末に豪雨による鉄砲水が発生し、広東省で5人が死亡、1300人を超える救助隊員を動員して大規模な捜索活動が行われた。
香港天文台はウェブサイトで、「暴風雨が継続すると、深刻な道路冠水や交通渋滞につながる。安全な場所への避難を勧告する」と述べた。
香港の年間平均降水量は2220ミリで、例年はその半分以上が6─8月に集中する。
こうした中、香港証券取引所は取引を継続。昨年末、天候にかかわらず取引を続ける方針に変更した。
病院当局は、救急病棟は診療を続けるものの、一般外来と老年科・精神科の日帰り通院は閉鎖すると発表した。