コラム

第三次世界大戦「2035年までに勃発」と専門家の「4割超」が予測...核戦争、宇宙戦争も警戒(国際調査)

2025年03月06日(木)18時04分

イスラエルとイランは直接戦争になる

イランは新たな核保有国となる可能性が最も高い国だが、88%は今後10年間に少なくとも1つの国が新たに核兵器を保有すると分析。73%が今後10年以内にイランが核兵器保有国になるとみていた。3分の1以上がイスラエルとイランの直接戦争を予想していた。

1年前の調査では4分の1が「韓国が核兵器を入手する」と答えたのに対し、今回その割合は40%にハネ上がった。唯一核兵器の攻撃を受けた国である日本が核兵器を保有すると予想する回答は19%から29%に上昇した。48%が今後10年間に核兵器が使用されると予想していた。

10年後も米国が引き続き軍事的な優位性を維持していると考える回答者は71%。しかし経済、文化、外交分野で米国が優位を占めているとの回答は少数派で、経済力に関しては49%だった。1年前の調査と比べ米国が優位性を維持しているという回答はどの分野でも低下していた。

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プロフィール

木村正人

在ロンドン国際ジャーナリスト
元産経新聞ロンドン支局長。憲法改正(元慶応大学法科大学院非常勤講師)や国際政治、安全保障、欧州経済に詳しい。産経新聞大阪社会部・神戸支局で16年間、事件記者をした後、政治部・外信部のデスクも経験。2002~03年、米コロンビア大学東アジア研究所客員研究員。著書に『欧州 絶望の現場を歩く―広がるBrexitの衝撃』(ウェッジ)、『EU崩壊』『見えない世界戦争「サイバー戦」最新報告』(いずれも新潮新書)。
masakimu50@gmail.com
twitter.com/masakimu41

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