米中GDP逆転は日本の重大な危機...「中国と関わらない」戦略作りが急務だ
GDPが世界トップとなり、内需拡大でより多くのモノを購入するようになるということは、アメリカに代わって中国が世界のお客さんとして君臨することを意味している。GDPの拡大に伴って、中国の国際交渉力はさらに高まり、少なくともアジア地域においては現在のアメリカに取って代わる存在となるだろう。
日本はいやが応でも巨大化した中国と正面から対峙しなければならない。
中国の台頭が不可避であるという現実を考えた場合、日本経済が中国に取り込まれることを回避するためには、できるだけ中国と関わらない戦略が必要となる。日本企業の国際競争力は低下しているが、経済構造はいまだに輸出主導型であり、サービス業の賃金は製造業よりも圧倒的に低い。
日本がこのまま輸出主導型経済を続ければ中国を主要顧客にせざるを得なくなり、日本の交渉力が今よりもさらに低下するのは確実である。こうした事態を避けるには、日本は国内消費で経済を成長させる消費主導型経済にシフトする必要があるが、国内の関心は薄い。
このまま何もしなければ、気付いた時には日本経済が中国経済に従属化している可能性も十分にあり得るだろう。

アマゾンに飛びます
2025年10月7日号(9月30日発売)は「2025年の大谷翔平 二刀流の奇跡」特集。投手復帰のシーズンも地区Vでプレーオフへ。アメリカが見た二刀流の復活劇
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
小泉氏も高市氏も「大差なし」なのは、なぜ? 異例の総裁選に表れた「自民党の限界」 2025.10.02
「史上最高値」の株高を、日本は喜んでいいのか? 従来の価値観では全体像を見誤るリスクが 2025.08.29
日米関税交渉、日本は「取りあえずの勝ち」だが...待ち受ける「今後の交渉」の内容とは? 2025.08.06
-
外資系企業を支える「英文事務」土日祝休/年休120日/リモートOK
VISTRA Japan株式会社
- 東京都
- 月給27万5,000円~50万円
- 正社員
-
「税務マネージャー」 世界5大会計事務所/外資クライアントメイン/フレックス・在宅勤務有
BDO税理士法人
- 東京都
- 年収600万円~1,000万円
- 正社員
-
外資系企業のケータリングサービス 年休120日・土日祝休み・賞与あり/港区 20代・30代活躍中
グローブシップ・ソデクソ・コーポレートサービス株式会社
- 東京都
- 月給23万円~25万円
- 正社員
-
外資系投資銀行のオフィス受付 想定年収322万円~・未経験可・土日祝休み/東京/土日祝休み
グローブシップ・ソデクソ・コーポレートサービス株式会社
- 東京都
- 月給23万円~30万円
- 正社員