IAEA、イスラエル破壊のシリア施設でウラン痕跡発見=報告書

9月1日、国際原子力機関(IAEA)が加盟国へ配布した報告書によると、イスラエルが2007年に破壊したシリア東部デリゾールの建物でウランの痕跡が発見された。写真はIAEAのロゴ。2024年6月、ウィーンで撮影(2025年 ロイター/Leonhard Foeger)
Francois Murphy
[ウィーン 1日 ロイター] - 国際原子力機関(IAEA)が1日に加盟国へ配布した報告書によると、イスラエルが2007年に破壊したシリア東部デリゾールの建物でウランの痕跡が発見された。シリアのアサド前政権はこの建物を含めた施設は通常の軍事基地だと主張していたが、IAEAは長年にわたって未申告の原子炉だと疑ってきた。
IAEAは11年、この建物が秘密裏に建設された原子炉である可能性が「極めて高い」とし、シリア当局がIAEAに申告すべきだったと結論付けた。
IAEAはその後、決定的な結論を導き出そうと試みていた。ロイターが確認した報告書は、デリゾールと「機能的に関連がある」3つの未公表の場所で環境のサンプルを採取することができ、「3カ所のうち1カ所で採取したサンプルから著しい量の天然ウラン粒子を検出した。これらの粒子を分析したところ、ウランは人為的起源、すなわち化学処理によって生成されたものであることが示された」と説明した。
「天然」という用語は、ウランが濃縮されていないことを示す。報告書は、検出された痕跡が何かについての結論には至っていない。
報告書は「現在のシリア当局は、こうしたウラン粒子について説明しうる情報を持っていないと表明した」とし、環境サンプル採取のために当該施設へ再びアクセスすることが今年6月に許可されたと言及。また6月のIAEAのグロッシ事務局長とシリアのシャラア大統領との会談では「シリアが過去の核活動に対処するため、完全な透明性をもってIAEAと協力することに合意した」と記した。グロッシ事務局長は、今後数カ月以内にデリゾールを再訪して「さらなる分析と、関連文書に当たり、シリアの過去の核活動に関与した関係者と話す」ためにシリアの支援を求めた。
報告書は、IAEAがデリゾール訪問を計画しており、他のサイトで採取した環境サンプルの結果と照合するとして「このプロセスが完了し、結果が評価されれば、シリアの過去の核活動に関する未解決の保障措置問題を明確化するとともに解決し、この問題を終結させる機会が生まれるだろう」との見通しを示した。
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