米原油先物は反発、イラン・イスラエル停戦の行方見極め

6月25日、アジア時間序盤の原油先物価格は反発している。投資家らが前日に始まったイランとイスラエルの停戦が続くかどうかを見極める中、過去2営業日の急落から落ち着きを取り戻した。写真はバーミリオン・エナジーの掘削装置。2024年6月、仏トリゲールで撮影(2025年 ロイター/Benoit Tessier)
Stephanie Kelly
[25日 ロイター] - アジア時間序盤の原油先物価格は反発している。投資家らが前日に始まったイランとイスラエルの停戦が続くかどうかを見極める中、過去2営業日の急落から落ち着きを取り戻した。
直近で北海ブレント先物は0.75ドル(1.1%)高の1バレル=67.89ドル。米WTI先物は0.71ドル(1.1%)高の65.08ドル。
24日の清算値は北海ブレントが10日以来の安値、WTIは5日以来の安値となり、イスラエルがイランの核施設などを先制攻撃した13日以前の水準に戻った。
原油先物は先週末の米国によるイラン核施設への攻撃を受け、一時5カ月ぶりの高値を付けていたが、トランプ米大統領が23日、イスラエルとイランの紛争終結に向けて「完全かつ全面的な停戦」が発効すると表明。ただ、トランプ氏はわずか数時間後にイスラエルとイランの双方が停戦に違反していると非難した。
25日には米原油在庫のデータが発表される。米石油協会(API)のデータを引用した関係筋によると、20日に終了した週の米原油在庫は423万バレル減少した。