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英雇用市場に明らかな軟化の兆候、見通し悪化に対応を=副総裁

2025年06月25日(水)11時43分

 イングランド銀行(英中央銀行)のラムスデン副総裁は24日、英国の雇用市場は明らかに軟化兆候を示しており、インフレ率が中銀の予想を下回る可能性に懸念を強めていると述べた。写真はロンドンで昨年11月、代表撮影(2025年 ロイター)

[ロンドン 24日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のラムスデン副総裁は24日、英国の雇用市場は明らかに軟化兆候を示しており、インフレ率が中銀の予想を下回る可能性に懸念を強めていると述べた。

バークレイズCEPR金融政策フォーラムで講演し、「給与所得者の最新の源泉所得税データは、修正の可能性はあるものの、民間部門の雇用者数が明らかに縮小局面にあることを示している」と述べた。

ラムスデン氏は、先週開かれた中銀の政策決定会合で、金利を4.25%から4%に引き下げることに賛成票を投じた3人のうちの1人。会合ではメンバー9人のうち過半数が据え置きを指示した。

同氏は、先週の自身の決定は「微妙なバランス」だったとしながらも、4%でも金利はなお「明らかな引き締め的な領域」とし、中銀が見通し悪化に対応することが重要だと述べた。

ロイター
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