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ノボノルディスク、肥満症薬「ウゴービ」をインドで発売

2025年06月25日(水)11時09分

 6月24日、デンマークの製薬大手ノボノルディスクは、肥満症治療薬「ウゴービ」(写真)をインドで発売した。2024年3月8日、デンマークのヒレロズで撮影(2025年 ロイター/Tom Little)

[ハイデラバード 24日 ロイター] - デンマークの製薬大手ノボノルディスクは24日、肥満症治療薬「ウゴービ」をインドで発売した。3カ月前に同国で肥満症治療薬「マンジャロ」を発売した米同業イーライ・リリーに追随する格好となった。

ノボノルディスク・インディアのマネジングディレクター、ビクラント・シュロトゥリヤ氏は記者会見で、ウゴービは既に配送を開始しており、今月末までに薬局で販売される見込みだと述べた。

イーライ・リリーとノボノルディスクはインドでの肥満症対策プログラムに参加している。人口が14億人を超えるインドでは肥満症と糖尿病の症例が増えており、極めて有望な市場となっている。

アナリストの話では、ウゴービのインドでの価格はマンジャロとの競争力のある水準に設定されており、幅広く投与されることになりそうだ。

マンジャロとウゴービは近年、供給が限定的にとどまる中で世界的に需要が急増しており、米国などでは供給不足となっている。

ただノボノルディスクはロイターに送った声明で、インドでは供給が制約される事態は予想していないと説明した。

ウゴービのインドでの価格は0.25ミリグラム、0.5ミリグラム、1ミリグラムが4336.25ルピー(50.71ドル)。月額では1万7345ルピー。

1.7ミリグラムは月額2万4280ルピー、2.4ミリグラムは同2万6015ルピーとなっている。

ロイター
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