スウェーデン、25年成長見通し0.9%に下方修正 先月予想から半減

6月24日、スウェーデンのスバンテッソン財務相は、政府が今年の国内総生産(GDP)予想を0.9%増とし、先月の予想から半減させたと発表した。写真は、ストックホルム旧市街の通りに。2024年2月、ストックホルムで撮影(2025年 ロイター/Tom Little)
[ストックホルム 24日 ロイター] - スウェーデンのスバンテッソン財務相は24日、政府が今年の国内総生産(GDP)予想を0.9%増とし、先月の予想から半減させたと発表した。関税などによる地政学的不確実性で家計や企業が支出に慎重になっていることが背景。
スバンテッソン氏は記者団に「(2024年の)回復は貿易戦争で急激に阻害された」と指摘。ただ「現在は消費と投資がGDPを圧迫しているが、秋には回復すると見込んでいる」と述べた。
一方、トランプ米大統領が4月2日に発表した関税や、中東情勢を巡る緊張の高まりによる影響については、見通しが不透明と述べた。
24年通年の経済成長率は1.0%だったが、今年第1・四半期は前期比で0.2%縮小した。