ECB緩和終了の可能性、貿易巡り金利据え置きを=スロバキア中銀総裁

6月24日、欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのカジミール・スロバキア中央銀行総裁(写真)は、ECBの金融緩和政策は終了した可能性があり、貿易戦争を巡る状況が明確になるまで金利を変更すべきではないと考えを示した。2018年1月、香港で撮影(2025年 ロイター/Bobby Yip)
[24日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのカジミール・スロバキア中央銀行総裁は24日、ECBの金融緩和政策は終了した可能性があり、貿易戦争を巡る状況が明確になるまで金利を変更すべきではないと考えを示した。
スロバキア中銀の新たな経済見通しを発表した会見で、「まずは慎重な姿勢で臨み、データが出れば評価し、中期的な視点でどう捉えるかを検討していく」と説明。
また「個人的には、貿易戦争のシナリオについてより明確な見通しが得られるまで金利には手を付けない」と述べ、ECBの金利が中立または少なくともその近辺の水準に達したと見ているとの立場を示した。