英労働市場に軟化兆候、金利水準は制約的＝中銀総裁

イングランド銀行（英中央銀行）のベイリー総裁は６月２４日、英労働市場が軟化している兆候があると述べ、金利は低下し続ける可能性が高いとの見解を繰り返した。５月８日、ロンドンで撮影（２０２５年　ロイター/Carlos Jasso）

[２４日 ロイター] - イングランド銀行（英中央銀行）のベイリー総裁は２４日、英労働市場が軟化している兆候があると述べ、金利は低下し続ける可能性が高いとの見解を繰り返した。

貴族院経済問題委員会で「労働市場の軟化が見え始めている。賃上げはまだ目標に沿った水準をはるかに超えている。しかし、それらは下がりつつある」と語った。

金利水準は制約的だと指摘。８月の次回金融政策決定については何も示唆しないと付け加えた。

「世界的にかなり不透明感のあるこのような状況下で、われわれはそうした点に関する発言には特に慎重を期している」と述べた。