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「僕、プーチンにクリスマスプレゼントを贈る」→父親は感心したが...

ILLUSTRATION BY AYAKO OCHI FOR NEWSWEEK JAPAN
<「世界中からプレゼントが届けば、プーチンだって『やっぱり戦争はやめよう』と思うはずだよ」と言う息子だったが>
【クリスマス】
アメリカ人の少年が父親に言った。
「もうすぐクリスマスでしょう? 僕はロシアのプーチン大統領にプレゼントを贈ろうと思うんだ」
父親が驚いて聞いた。
「なんだって? あのプーチンに? どうしておまえはそんなことを考えたんだい?」
「プーチンだって、見ず知らずのアメリカの少年からプレゼントが届いたらうれしく思うでしょう?」
「どうかな?」
「僕の友達にも頼んで、みんなで贈るんだ。そうすればプーチンだって喜ぶはずだよ」
「しかし、な」
「他の国の人たちにも頼むんだ。世界中からプレゼントが届けば、プーチンだって『やっぱり戦争はやめよう』と思うはずだよ。彼だって優しい気持ちになる。そうすればきっと心を開いてくれるよ!」
父親は感心しながら言った。
「そうか。おまえは本当に良いことを考えたね。素晴らしい考え方だと思うよ。私は父親として、おまえが心の優しい人間に育ってくれたことを誇りに思う」
少年は満足そうにうなずいてから言った。
「そう。僕は本当に良いことを思い付いたよ。それであいつが油断して出てきたところにミサイルを撃ち込めばいいんだから」
2022年も早、年の瀬。街はクリスマスムードに染まりつつある。
しかし、考えてみれば昨年のこの時期、現在のような国際社会の到来を想像した人はいたであろうか。
ロシアのプーチン政権がウクライナへの侵略を始めたのは今年の2月24日。その後、ロシア軍はウクライナの首都キーウを包囲した。だが、4月に入るとウクライナ軍はキーウとその周辺地域の奪還に成功した。
今となれば不思議な感覚もするが、この戦争が始まる前、キーウは「キエフ」と呼ばれていた。
呼称の変更はロシア語からウクライナ語に発音を近づけるためのものであったが、1年前、キエフがキーウになる未来など、誰が予想したであろう。
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