原発処理水の海洋放出問題に妙案あり...問題の本質はゴジラだ
人類が核実験を続ければ、また世界のどこかにゴジラが現れるかもしれないと、映画の山根博士は警告している。私たちは原発事故という恐怖を体験した。その恐怖を事実で抑え込むのは容易ではない。
そして人間の寿命を考えれば、原発関連の誤りは福島であれどこであれ、永遠に回復できないものに感じられる。相互に矛盾する事実が存在し、専門家も明言を避ける問題で、人類の未来が懸かった賭けに出るのが合理的行動と言えるのかどうか......。
それでも解決策がないわけではない。トリチウムの半減期は12.3年。福島の帰還困難区域の一部は100年間にわたって人が住めないと言われている。そこに保管タンクを追加で建設できるのではないか。
単純計算だが、半減期12.3年のトリチウムの放射能は60年間で97%減る。つまり2083年まで待てば、安全に処理水を海に放出できるはずだ。
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