コラム

政権が不安定だと「株価は上がる」?...参院選・与党大敗も「株価が急上昇」したシンプルな理由

2025年07月30日(水)19時02分

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レオス・キャピタルワークス代表取締役社長 藤野英人氏

政権が不安定だと「株価は上がる」?

与党が過半数を維持できなかったことで、政権は不安定になるが、そんな状況でも日経平均株価は最高値に迫る勢いを見せている。

この理由について、藤野氏は「なかなか複雑な動きなんですけど...」と前置きしたうえで、日米関税交渉の早期合意の効果が大きいと語る。

7月22日、相互関税15%で合意した日本とアメリカ。藤野氏は「日本は80兆円規模の投資を約束させられ、さらに利益の90%ほどをアメリカに持っていかれるスキームになった」と説明しつつ、少なくとも15%の関税は世界の中では低い方なので、「日本で作ってアメリカに輸出したら良い」という流れが生まれたのだと思う、と述べた。

こうした流れが日本の製造業への期待となり、トヨタ(※)など日本の自動車産業の株価が上昇。日本の半導体企業の再評価にも繋がったというのだ。

藤野氏は「なので今回の株高は参院選とは関係なく、関税交渉の<成功>にマーケットが反応した結果だと思っています」と話した。

今後、石破総理の進退で株価はどう動く?

藤野氏は、石破総理の進退について「8月15日の終戦80周年で<石破談話>のようなものを残し、自分のレガシーを残したいのだと思います。それまでは否が応でも退任しないはず」と推察。

プロフィール

藤野英人

レオス・キャピタルワークス 代表取締役会長兼社長、CIO(最高投資責任者)
1966年富山県生まれ。国内・外資大手資産運用会社でファンドマネージャーを歴任後、2003年にレオス・キャピタルワークスを創業。日本の成長企業に投資する株式投資信託「ひふみ投信」シリーズを運用。投資啓発活動にも注力しており、東京理科大学MOT上席特任教授、早稲田大学政治経済学部非常勤講師、日本取引所グループ(JPX)アカデミーフェロー、一般社団法人投資信託協会理事を務める。主な著書に『投資家みたいに生きろ』(ダイヤモンド社)、『投資家が「お金」よりも大切にしていること』(星海社新書)、『さらば、GG資本主義――投資家が日本の未来を信じている理由』(光文社新書)、『「日経平均10万円」時代が来る!』(日経BP 日本経済新聞出版)など。

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