26年の米主催Ｇ２０サミット、開催地は未定＝大統領報道官

　７月３１日、レビット米大統領報道官（写真）は来年の２０カ国・地域（Ｇ２０）首脳会議の開催地について「現時点では正式発表を行う準備はできていない」と述べた。写真は２３日、ワシントンで撮影（２０２５年　ロイター/Kent Nishimura）

Jeff Mason　Nandita Bose

[ワシントン ３１日 ロイター] - レビット米大統領報道官は３１日、来年の２０カ国・地域（Ｇ２０）首脳会議の開催地について「現時点では正式発表を行う準備はできていない」と述べた。トランプ大統領がフロリダ州マイアミにある自身のドラル・ゴルフクラブで開催を検討しているとの報道についてコメントした。

トランプ氏が世界の主要経済国が集うＧ２０サミットを自身の所有地で開催すれば、開催によって利益を得るという懸念を招くのではないかと問われ、レビット氏は「そのような前提を完全に否定する」と答えた。

トランプ氏は１期目の２０年に、同じマイアミ近郊のゴルフクラブで主要７カ国（Ｇ７）サミットを開催しようとしたが、自身の所有地を国際的な行事に利用することに対する反発を受けて撤回した。

共和党のトランプ氏は、大統領としての役割と個人的な事業上の利益との境界を曖昧な状態にし続けている。最近の英スコットランド訪問では、自身が所有する２つのゴルフリゾートを訪れ、新設された１８ホールのコースの開幕式に参加した。