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パスタな国の人々

宮本さやか|イタリア

コロナでも変わらない?イタリア人のコーヒー愛

写真:I stock/Moyo Studio

ヨーロッパ各地で新型コロナウイルスの変異種が猛威を振るい、イギリスやドイツ、スペイン、ポルトガルがまたまた大変なことになっている一方で、イタリアでは感染状況がずいぶん改善され、2月1日からはほぼ全国がイエローゾーンになる。

イエローゾーンとは、州を超えた移動はダメだがそれ以外は基本自由で、店も飲食店も営業が再開される(ただし18時まで)。夜間の外出禁止は続くものの、何が嬉しいって、店に入って座って食べて飲んで、おしゃべりに興じることができるってことだ。オレンジゾーンだった今までは、ショッピングに出かけても、疲れたね、お茶しようか、ということができなかった。紙コップに入れたコーヒーをもらって外で飲むのは、寒いし寂しすぎた(レッドゾーンはショッピング自体できない)。

ちょっと一杯、といつものバールに入ってエスプレッソを飲み、馴染みのバリスタや常連たちとつまらないおしゃべりが交わせること。コロナに奪われてしまった、そんな普通の日常が、ちょっとだけ帰ってくるのだ。

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気合を入れておしゃべりするときは着席、そうでなければカウンターで立ち飲み、がイタリアのやり方。テーブルサービス料がつくのでコーヒー1杯の値段も変わるのだが、コロナ禍の今はテーブルサービスがなく、セルフで運んで着席、という店が多い。(写真:i stock/MStudioImages)

私個人的には、犬の散歩へ行き、そのままスーパーへ買い物に行くとか、郵便局へ並ぶなど、複数の用事を一度の外出で済まそうとする時、寒くてトイレに行きたくなることもあるのに、バールが空いていないとトイレに行けない。だからいちいち家に帰らないと行けない、そんなめんどくささが解消されるのもとてもありがたい。

Profile

著者プロフィール
宮本さやか

1996年よりイタリア・トリノ在住フードライター・料理家。イタリアと日本の食を取り巻く情報や文化を、「普通の人」の視点から発信。ブログ「ピエモンテのしあわせマダミン2」でのコロナ現地ルポは大好評を博した。現在は同ブログにて「トリノよいとこ一度はおいで」など連載中。

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