イラン人は原爆資料館で大泣きする...日本人が忘れた「復讐の技術」とは
一般的に日本人は、感情をあらわにしない。原爆資料館で大泣きするイラン人と比べると、日本人は怒っても悲しんでも無表情に見えて何を考えているのか分かりづらい。こんなひどい原爆攻撃を受けても、テロなどではやり返さなかった日本人は、無表情にクールに、技術力と製品力で完璧にアメリカに復讐した。
原爆を落とされ、国土をめちゃめちゃにされて敗戦して、それでも焼け野原から技術力で復興し、ついには世界を征服した。東芝、日立、トヨタ、ソニーなど一時期は世界のどこに行っても、イランでさえも、優れた製品は全て日本製だった。これをイラン人は、さすが日本人だと褒めるのである。
実際に高度成長期から世界中に進出したこれら大企業の創業者たちが、アメリカへの復讐心を胸に秘めて起業したのかどうかは分からない。しかし、戦後日本の貧しさや、それに対する欧米の豊かさに、なにくそ! 負けるものか! と反骨の気概を持って努力したことは確かだろう。
それに比べて、「失われた30年」を経て、日本人はずいぶんおとなしくなってしまった。と同時に、原爆の悲惨さと敗戦後の貧しさを振り返ることもなくなり、自省もなく、先人に学ぶこともなく、ビジョンも価値基準もあやふやだ。
イラン人は原爆資料館で大泣きする...日本人が忘れた「復讐の技術」とは 2025.08.07
韓国スタートアップが日本へ続々進出... 官民挙げて商機を狙う背景は 2025.07.29
参政党の「日本人ファースト」は日本第一党の「日本第一主義」と同じに思える 2025.07.18
日本は戦争で荒廃したイランの後に続くのか 2025.07.16
アフリカ出身のフランス人歌手「アヤ・ナカムラ」が象徴する、フランスで続く日本ブーム 2025.07.16
日本人は本当に「無宗教」なのか?...「灯台下暗し」身近すぎて見えないこともある 2025.07.11
突出した知的能力や創造性を持つ「ギフテッド」を埋没させるな 2025.06.28