最新記事
ミャンマー

「民主化」を装い、民間人は「犠牲」に...ミャンマー軍政の思惑とは?

Myanmar Military Administration Sets Date For Long-awaited Election

2025年8月25日(月)17時17分
セバスチャン・ストランジオ(ディプロマット誌東南アジア担当エディター)
ミャンマー最大都市ヤンゴンの投票所で行われた前回の総選挙の様子

2020年に行われた前回の総選挙(最大都市ヤンゴンの投票所) AP/AFLO

<総選挙の実施を宣言したミャンマー軍事政権。「民主化」を装う選挙は、反体制派を排除するためとの批判も...>

ミャンマーの軍事政権は8月18日、年末に実施する予定の総選挙の日程を最終決定した。ただし、同政権は国内の多くの地域で支配権を喪失した状態だ。

「各議会の多党制による民主的総選挙の第1段階は、2025年12月28日の日曜日に開始される」と、選挙管理委員会は声明で述べた。


12月から来年1月にかけて実施される予定の第2段階以降の日程については、治安状況が不安定なため「後日発表される」とした。

国軍が支配する最高意思決定機関・国防治安評議会は7月末、選挙準備を進めるため21年2月のクーデターから続いてきた非常事態宣言を解除。軍政の統治機関・国家行政評議会を解散し、国家安全保障・平和委員会に置き換えた。

同委員会は総選挙後に新たな議会と政府ができるまで権力を握り続ける。

国営英字紙グローバル・ニュー・ライト・オブ・ミャンマーによると、国軍トップのミンアウンフライン司令官は18日、マグウェイ地方での演説で「多党制による民主的総選挙が12月28日に始まり、段階的に実施される。

投票における不正防止のための措置が講じられる」と強調した。

まちづくり
川崎が「次世代都市モデルの世界的ベンチマーク」に──「世界に類を見ない」アリーナシティプロジェクトの魅力
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

イラン新指導者「犯罪者は代償支払う」、政権幹部ラリ

ワールド

パキスタンとアフガン、相互に一時休戦 イスラム教祝

ビジネス

ECB、銀行規制緩和に慎重姿勢 地政学的リスクへ備

ビジネス

米製造業新規受注、1月は微増 原油高でコスト上昇圧
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:イラン革命防衛隊
特集:イラン革命防衛隊
2026年3月24日号(3/17発売)

イスラム神権国家を裏からコントロールする謎の軍隊の歴史と知られざる実力

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が発生し既に死者も、感染源は「ナイトクラブ」
  • 2
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期スペイン女王は空軍で訓練中、問われる「軍を知る君主」
  • 3
    【衛星画像】イラン情勢緊迫、米強襲揚陸艦「トリポリ」が中東へ
  • 4
    モジタバの最高指導者就任は国民への「最大の侮辱」.…
  • 5
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
  • 6
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する…
  • 7
    ガソリン価格はどこまで上がるのか? 専門家が語る…
  • 8
    観客が撮影...ティモシー・シャラメが「アカデミー賞…
  • 9
    「ネタニヤフの指が6本」はなぜ死亡説につながったの…
  • 10
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製をモデルにした米国製ドローンを投入
  • 3
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が発生し既に死者も、感染源は「ナイトクラブ」
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 6
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 7
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 8
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 9
    住宅建設予定地に眠っていた「大量の埋蔵金」...現在…
  • 10
    【衛星画像】イラン情勢緊迫、米強襲揚陸艦「トリポ…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 5
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 6
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体に…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中