コメ価格暴騰で悲鳴の日本に救世主? 韓国米、史上初の対日輸出の舞台裏

東京のスーパーに並んだ韓国産米 KBS News / YouTube
<コメ不足の日本に上陸した韓国米。だがその内実は......>
昨年来のコメ不足による価格高騰の影響のため、日本が今年韓国から輸入するコメは22トンに達するとみられている。
韓国農水産食品流通公社が統計を取りはじめた1990年以降、韓国が日本に年間1トンを超えるコメを輸出したのは2011年と12年、16年の3回で、11年と12年は東日本大震災、16年は熊本地震の支援物資だった。正規輸出は今回が初となる。
慢性的に余剰米を抱える韓国
韓国は慢性的に余剰米を抱えている。韓国政府は災害や有事の際の非常用、また軍用糧食として年間30〜40万トンの公共備蓄米を買い入れており、農協もコメ市場の安定を目的に市場から隔離する隔離穀を買い入れている。隔離穀は食用には供されず、主に酒精や飼料として供給され、買い取る量は需給によって変動する。2010年の隔離穀は韓国内のコメ生産量の2%程度だったが、2014年は5.7%、17年は9.3%まで増加した。2021年には11.6%に達して、23年と24年は5%台で推移している。
コメ余りの主要因は食生活の洋風化だ。韓国人1人当たりの1年間のコメ消費量は1990年の119.6kgから2024年には55.8kgへと半減した。
韓国メディアの毎日経済によると新型コロナウイルスの拡散で政府が外食を制限すると、ファストフードやパン、麺料理を食す人がさらに増え、パンデミックが収束に向かった2022年、消費量対比の在庫率は日本の在庫率12%の3倍近い34.7%に上ったという。
韓国のコメ余りは日本が経験した道のりをなぞっている。日本人1人当たりの年間消費量は1962年の118.3kgをピークに減少、2022年は50.8kgとなっている。生産量のピークは1967年の1445万トンで、政府は1971年から2018年まで減反政策を実施。22年の生産量は726.9万トンと、ピーク時の半分以下となっている。
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