適切な保険料はいくら?...「86歳で死ぬ」想定、世界初の「科学的な」保険システムを作った「ある計算式」とは?
その後も地中海貿易においては、積荷に損害があった場合、荷主と船主で損害を分担する制度や、保険金を出航前に受け取り、無事に航海を終えると保険金に利子をつけて返還する制度(実質、その利子が保険料となる)などの損害保険の例がある。
生命保険の歴史としては、古代ローマの「コレギウム」と呼ばれる労働組合が最古の例として挙げられる。
古代ローマでは葬儀を重要視しており、葬儀にかかる高額な費用が遺族を悩ませていた。そこで、組合に加入している人が亡くなった場合、その葬儀費用の支給や遺族の生活保障を共同で行っていたというのだ。
"もしも"をどのように計算するか
さて、これらの例からもわかる通り、加入者たちが保険料を出し合い相互扶助の精神に基づいて"もしも"に備えるのが、現在にも通じる保険のシステムだ。
ただ、この"もしも"が「どのくらいの確率で起こるものなのか」、また「その確率に見合った保険料はいくらなのか」という数学的な問題は、実は17世紀に考えられ始めたものであった。
ルネサンス期以降の数学の発展に伴い、保険にどのような数学的視点が加わっていったのかを、ド・モアブルという数学者を通して見ていく。
この数学者は複素数の分野における「ド・モアブルの定理」で有名だが、確率論の研究にも精を出し、人々の死亡率に関する研究から、保険業界に数学的手法を取り入れた功績が存在する。
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