街頭デモに姿を見せない米Z世代の新たな打倒トランプ戦略
Gen Z Doesn't Seem To Care About Protesting Against Trump
確かに昨年の大統領選挙では、トランプは若い男性からかなりの支持を受けた。18~29歳の男性の55%がトランプに票を投じたのだ。だが同じ年代の女性の61%は、民主党のカマラ・ハリス候補に投票した。
そして4月下旬の世論調査によれば、Z世代のトランプ支持率は37%で不支持率は58%。トランプを支持する若者は減少傾向にある。
若い世代がまったく政治的なデモに参加しなくなったわけでもない。
2018年にカリフォルニア州パークランドの高校で起きた銃乱射事件後の銃規制強化を求めるデモや、2020年に黒人男性のジョージ・フロイドが白人警官に窒息死させられたことへの抗議デモ、イスラエルのガザ侵攻に抗議するデモなどには若者も参加していたと、「市民の学習と社会参画に関する情報研究センター」の広報責任者、アルベルト・メディナは電子メールで答えた。
その一方で近年、変化が起きているのも事実だ。デモに参加する「怒れる若者」というイメージが、過去のものとなりつつあるのかもしれないのだ。