中国が支配する「闇の漁業ネットワーク」...他国のEEZ内で地元漁師を苦しめる違法操業の実態とは
China Dominates 'Dark' Network Behind Global Fishing Crisis

中国の漁船 Igor Grochev-shutterstock
<中国などの遠洋漁業船が、監視が緩い南米地域で海洋資源を違法に乱獲している。違法操業には漁船だけでなく、多くのプレイヤーが関わっているようだ>
南米沖で違法操業が疑われる中国のイカ漁船団。その背後には、巧妙に組織化された国際的な「闇の漁業ネットワーク」の存在がある。アメリカ、ワシントンDCに拠点を置く非営利団体、C4ADSが新たな報告書の中で明らかにした。
漁船は、船舶位置情報システム(AIS)を意図的に停止させ、「暗闇」状態で操業することで、南米漁業に依存する現地漁師たちの生計を脅かしている。
本誌は在パラグアイ中国大使館、在ウルグアイ中国大使館にコメントを求めている。
水産物需要の高まりと沿岸資源の枯渇を背景に、漁船は本国から遠く離れた公海へと進出、長期にわたり監視の届かない海域で操業を続けている。その結果、「違法・無報告・無規制漁業(IUU漁業)」や労働搾取のリスクが増大している。
遠洋漁業を行う漁船の約60%を中国と台湾が占めているが、その中でも中国漁船は南米諸国の排他的経済水域(EEZ)内で違法操業を行っているとの批判が強まっている。南米各国では違法漁業の規制強化と取り締まりなどの制度見直しを求める市民の声が高まりつつある。
中国を中心とする遠洋漁業船の主なターゲットは、ペルー沖のアメリカオオアカイカやアルゼンチン沖のアルゼンチンアカイカだ。
C4ADSによれば、太平洋や大西洋で操業する遠洋イカ漁船の69%が、違法行為やその懸念のある船舶と所有者が同じだったという。これら地域は理論上、地域漁業管理機関(SPRFMO)の監視下にあるものの、実際の取り締まりは不十分だ。特に大西洋側では監視の枠組みすら存在しない。
さらに、このような漁船は港に寄港する頻度が少なく、監視や取り締まりが困難を極める。
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