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「まさかの敗北」ロシアの消耗とプーチンの誤算...プーチンが語り始めた後継者

Putin Is Not Winning the War

2025年5月27日(火)21時10分
マイケル・キメージ(ウィルソンセンター・ケナン研究所所長)

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5月19日のトランプとの電話会談後、ソチ近郊で取材に応じたプーチン VYACHESLAV PROKOFYEVーSPUTNIKーREUTERS

とはいえウクライナはシリアやジョージアとは事情が違う。シリアは遠いよその国だから、そこで自国の影響力が低下してもロシア人はあまり気にしない。ジョージアがロシアと西側のどちらにつくかは読めないが、それもプーチンの重大な失点にはならない。

それとは異なりウクライナではロシア軍が足止めを食らい、死傷者が増え続けている。プーチンが何らかの形で負けを認めて譲歩しないと、この状況は打開できそうにない。


クレムリンが行う戦況報告では、この戦争の悲惨さを隠すことは可能でも、プーチンは国内経済の衰退を隠せない。自身の強権支配が延々と続くこと以外に、一貫性のある政治的ビジョンを国民に示すこともできずにいる。

ロシアはまだバッタリ倒れるまでには至っていないが、弱体化は確実に進み、「まさかの敗北」を喫するシナリオが現実味を帯びつつある。

長期戦に必要なのは総合的な国力だ。軍事目的の達成を支えるのは外交力と経済力であり、それらを支えるのは政治的な意思である。今のロシアにはこれら全てが欠けている。

ウクライナ戦争では軍事的課題の困難さと外交能力の不足、経済の脆弱化と政治的不満が「負の相乗効果」を生み、プーチンをとてつもなく困難な状況に追いやっている。

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