【徹底解説】次の教皇は誰に?...教皇選挙(コンクラーベ)のルールから2つの派閥、「ダークホース」まで

Who Will Be the New Pope?

2025年4月30日(水)17時50分
テオ・ゼノウ(ジャーナリスト、歴史家)

フランシスコ教皇のひつぎが安置されたサンピエトロ大聖堂を一般弔問で訪れた人々

フランシスコ教皇のひつぎが安置されたサンピエトロ大聖堂を一般弔問で訪れた人々(4月26日) MICHAEL KAPPELERーDPAーREUTERS

コンクラーベはミケランジェロの天井画が見下ろすシスティナ礼拝堂で行われる。扉は施錠され、枢機卿たちは外界と全く接触できない。

枢機卿たちは「聖霊の導き」に従って決断を下すものとされる。具体的には、ラテン語で「私がローマ教皇に選ぶのは」とだけ書かれた紙を渡され、そこに自分が選んだ人物の名を書く。3分の2以上の票を得た人がいれば、それで終わり。いなければ、何度でも投票が繰り返される。


コンクラーベの初日には1回だけ投票するが、その後は1日最大4回まで投票を重ねる。

コンクラーベは密室で行われるが、その進捗状況を外部から知る手段が1つだけある。会場のシスティナ礼拝堂の煙突から出る、投票用紙が燃やされる際の煙だ。

決着がつかなければ投票用紙を燃やし、別の炉で化学薬品を加えて煙突から黒い煙を出す。決着がついたら最後の投票用紙も燃やし、今度は白い煙を出す。「ハベムス・パパム(われら、教皇を得たり)」だ。

決着までにはどれくらいの時間を要するのか。フランシスコは13年にわずか24時間で選出された。しかし1922年のピウス11世は5日がかりだった。

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