最新記事
軍事

「これがロシア人への復讐だ...」ウクライナ軍がHIMARS攻撃で訓練中の兵士を「一掃」する衝撃映像を公開

Dozens of Russia Troops Killed in HIMARS Strike on Kherson Military Range

2025年3月7日(金)17時41分
エリー・クック
M142 高機動ロケット砲システム(HIMARS)

(写真はイメージです)Mike Mareen-shutterstock

<ウクライナ南部へルソン州の訓練場にいた約30人のロシア兵たちはHIMARSから放たれたクラスター弾による砲弾の雨の犠牲に>

ウクライナのある連隊によると、ウクライナ南部へルソン州の訓練場で、約30人のロシア兵がウクライナ軍のクラスター弾によって死亡した。本誌はこの情報について独自に確認できておらず、ロシア国防省に電子メールでコメントを求めている。

【動画】「これがロシア人への復讐だ...」ウクライナ軍がHIMARS攻撃で訓練中の兵士を「一掃」する衝撃映像を公開

その前日にウクライナ軍は、中部ドニプロペトロウシク州チェルカシケにある地上部隊の訓練場が3月1日に弾道ミサイルで攻撃されたことを確認していた。ウクライナ軍のオレクサンドル・シルスキー総司令官は、死傷者が出たと語ったが、数は明らかにしなかった。

3月4日にはウクライナ軍無人航空システム第14連隊が、へルソン州でクラスター弾を使って「ロシア軍の訓練場の1つに密集していた敵の歩兵を攻撃」したと発表した。

同隊によると、この攻撃は特殊部隊と共同で行われ、ロシア兵約30人が死亡したという。報道によれば、ウクライナ軍はクラスター型のロケット弾をアメリカから供与された高機動ロケット砲システム「HIMARS」から発射した。ウクライナは3年近くにわたり、HIMARS使って戦果を挙げている。

ロシアはウクライナ南東部のへルソン州のほか、ドネツク、ルハンスク、ザポリージャを併合したと主張しているが、そうした地域の完全制圧には至っていない。また、ロシアによる2014年のクリミア半島併合は国際的には承認されていない。

ウクライナ当局者や複数のロシア関係者は昨年2月、戦闘が続くドネツク州ボルノバハ市の近郊にあるロシア軍の訓練場を、ウクライナがHIMARSで攻撃したと述べていた。関係者によると、この攻撃ではロシア兵65人あまりが死亡した。

ガジェット
仕事が捗る「充電の選び方」──Anker Primeの充電器、モバイルバッテリーがビジネスパーソンに最適な理由
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

中国、今後5年間で財政政策を強化=新華社

ワールド

インド・カシミール地方の警察署で爆発、9人死亡・2

ワールド

トランプ大統領、来週にもBBCを提訴 恣意的編集巡

ビジネス

訂正-カンザスシティー連銀総裁、12月FOMCでも
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界最高の投手
特集:世界最高の投手
2025年11月18日号(11/11発売)

日本最高の投手がMLB最高の投手に──。全米が驚愕した山本由伸の投球と大谷・佐々木の活躍

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 2
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 3
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前に、男性が取った「まさかの行動」にSNS爆笑
  • 4
    「不衛生すぎる」...「ありえない服装」でスタバ休憩…
  • 5
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 6
    『トイ・ストーリー4』は「無かったコト」に?...新…
  • 7
    ヒトの脳に似た構造を持つ「全身が脳」の海洋生物...…
  • 8
    文化の「魔改造」が得意な日本人は、外国人問題を乗…
  • 9
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 10
    「水爆弾」の恐怖...規模は「三峡ダムの3倍」、中国…
  • 1
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 2
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 5
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前…
  • 6
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216c…
  • 7
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 8
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 9
    筋肉を鍛えるのは「食事法」ではなく「規則」だった.…
  • 10
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 7
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 10
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中