<無人機の月面着陸は旧ソ連、アメリカ、中国に次ぐ4カ国目。新たなプレーヤーの登場で、国際的な主導権争いにも変化が>

8月23日、インドの無人月面探査機が月への軟着陸に成功した。無人機の月面着陸は旧ソ連、アメリカ、中国に次ぐ4カ国目。水の存在が予想される南極付近への着陸は世界初で、インド国内は祝賀ムード一色に染まっている。

この偉業はモディ首相の政治力だけでなく、国際社会でのインドの存在感の向上にも貢献するだろう。さらに通信技術や気象観測技術を発展させ、国内の宇宙ビジネスの起爆剤になるとも期待される。

一方、これを機に宇宙開発の国際的な主導権争いが新たなフェーズに突入するかもしれない。南極付近の水資源は将来的にロケットの燃料に利用できる可能性があり、各国が探査の実現にしのぎを削る。

インドの数日前には、ロシアの探査機が着陸に失敗したばかりだ。また宇宙探査の原則を定めた国際的な枠組み「アルテミス合意」が2020年にアメリカ主導で策定され、インドを含む28カ国が参加しているが、中国やロシアは署名していない。

From Foreign Policy Magazine

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