最新記事

動物

奇妙な動きで水面を移動する巨大生物...アメリカで撮影された謎の生物の正体は

Mystery 'Loch Ness' Fish Sets New Orleans Fishermen Buzzing

2023年4月16日(日)16時10分
ジェス・トンプソン
ニューオリンズ市立公園

Jaimie Tuchman/iStock

<水面近くをゆっくりと泳いでいく魚のような長細い体の生物の動画がインターネット上に投稿され、話題になっている>

ニューオリンズ市立公園にある池で奇妙な生物が目撃され、地元住民を当惑させている。地元アーリー・パートナーズ保育園がインターネット上に投稿した動画には、じっと水面にとどまった後、ゆっくりと泳いでいく長細い形状をした正体不明の水生生物が映っている。

■【動画】奇妙な動きで水面を移動...ニューオリンズ市立公園で発見された正体不明の水生生物

同園の創業者であるキム・フルシャンテはニュース放送局WGNOに対して、「水の中を覗くと、ヘビのような不思議な生物が見えた。地上でも海中でも、これまでに見たことのない生物だ」と語った。彼女は、家族と一緒に公園を訪れた際にこの生物を目撃したという。

「子どもたちは、市立公園で怪獣を見ればたいていの子どもがそうなるだろうが、恐怖と興奮が入り混じった様子だった」と彼女は述べ、さらにこう続けた。「体長はかなりあった。うちの4歳の子より少し大きいぐらいのサイズで、水面を縫うように進み、体の表面には多くのうろこがあった。尾は赤くて、普通の魚よりもずっと長い時間、水面を漂っていた」

ニューオリンズ市立公園の池は全長約18キロメートルで、多様な種類の魚が生息しており、釣りを楽しむこともできる。同公園のウェブサイトによれば、公園内を流れる水路に生息する魚にはオオクチバスやアメリカナマズ、スポッテッドガー、サンフィッシュ科の淡水魚、ブラッククラッピーなどがいる。

アリゲーターガー? チョウザメ? 死にかけのコイ?

WGNOがフェイスブック上で共有した記事に対して、インターネットユーザーや地元の漁業関係者からは、さまざまな魚の可能性を指摘する声が寄せられた。

ある人物は「これはアリゲーターガーだ。私も見たことがある。周囲に何があるのかを確認するために気軽に水面に出てくるんだ。何十年も前からあそこにいる」と書き込んだ。別の人物は、「チョウザメでは?」と推測した。

だがコメントの大半は、謎の水生生物はコイの可能性が高い――しかもかなり弱っているコイ――という意見で一致した。

あるフェイスブックユーザーは、「死にかけているコイだ! だから体が仰向けの状態で泳いでいるんだ」と指摘。別のユーザーは「死にかけのコイだ。近いうちに死骸が見つかるだろう」とコメントした。

ソニーのブラビアが30%オフ【アマゾン タイムセール(9月26日)】

(※画像をクリックしてアマゾンで詳細を見る)

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

ロシア軍、港湾施設を攻撃 ウクライナ軍反転攻勢に進

ワールド

米FTCがアマゾン提訴、独禁法違反の疑い 資産売却

ワールド

中国アリババ、物流部門の菜鳥を分離し香港でIPOへ

ワールド

バイデン氏、ミシガン州でピケ視察 UAWの40%賃

今、あなたにオススメ

MAGAZINE

特集:日本化する中国経済

特集:日本化する中国経済

2023年10月 3日号(9/26発売)

バブル崩壊危機/デフレ/通貨安/若者の超氷河期......。失速する中国経済が世界に不況の火種をまき散らす

メールマガジンのご登録はこちらから。

人気ランキング

  • 1

    黒海艦隊「提督」の軽過ぎた「戦死」の裏に何があったのか

  • 2

    「可愛すぎる」「飼いたくなった」飼い主を探して家中さまよう子ヤギ、その必死さにネット悶絶

  • 3

    西日本最大級のグルメイベント「全肉祭」 徳島県徳島市にて10/20~10/22に第4回開催決定!

  • 4

    中国高官がまた1人忽然と消えた...中国共産党内で何…

  • 5

    「中流階級」が50%以下になったアメリカ...縮小する…

  • 6

    中央アジアでうごめく「ロシア後」の地政学

  • 7

    ゼレンスキー、念願の最強戦車「エイブラムス」がウ…

  • 8

    横暴中国、バリアーを張って南シナ海のフィリピン漁…

  • 9

    中国の原子力潜水艦が台湾海峡で「重大事故」? 乗…

  • 10

    ウクライナが手に入れた英「ストームシャドウ」ミサ…

  • 1

    黒海艦隊「提督」の軽過ぎた「戦死」の裏に何があったのか

  • 2

    マイクロプラスチック摂取の悪影響、マウス実験で脳への蓄積と「異常行動」が観察される

  • 3

    常識破りのイーロン・マスク、テスラ「ギガキャスト」に「砂」活用し他社引き離す

  • 4

    最新兵器が飛び交う現代の戦場でも「恐怖」は健在...…

  • 5

    これぞ「王室離脱」の結果...米NYで大歓迎された英ウ…

  • 6

    「ケイト効果」は年間1480億円以上...キャサリン妃の…

  • 7

    中国の原子力潜水艦が台湾海峡で「重大事故」? 乗…

  • 8

    J.クルーのサイトをダウンさせた...「メーガン妃ファ…

  • 9

    ロシアに裏切られたもう一つの旧ソ連国アルメニア、…

  • 10

    「この国の恥だ!」 インドで暴徒が女性を裸にし、街…

  • 1

    イーロン・マスクからスターリンクを買収することに決めました(パックン)

  • 2

    <動画>ウクライナのために戦うアメリカ人志願兵部隊がロシア軍の塹壕に突入

  • 3

    中国の原子力潜水艦が台湾海峡で「重大事故」? 乗組員全員死亡説も

  • 4

    コンプライアンス専門家が読み解く、ジャニーズ事務…

  • 5

    「児童ポルノだ」「未成年なのに」 韓国の大人気女性…

  • 6

    サッカー女子W杯で大健闘のイングランドと、目に余る…

  • 7

    「これが現代の戦争だ」 数千ドルのドローンが、ロシ…

  • 8

    墜落したプリゴジンの航空機に搭乗...「客室乗務員」…

  • 9

    「この国の恥だ!」 インドで暴徒が女性を裸にし、街…

  • 10

    ロシア戦闘機との銃撃戦の末、黒海の戦略的な一部を…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story

MOOK

ニューズウィーク日本版別冊

ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中