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アメリカ政治バイデン、広報の要職を女性で固める 報道官指名のサキ氏「広報チーム、多様性があり若い子供の母が6人も」

米大統領選で勝利を確実にした民主党のバイデン前副大統領(写真)は、オバマ前政権時代の国務省報道官、ジェン・サキ氏を大統領報道官に、自身の選対陣営の広報担当ケイト・ベディングフィールド氏をホワイトハウス広報部長に指名した。写真は25日、デラウェア州ウィルミントンで撮影(2020年 ロイター/Joshua Roberts)
米大統領選で勝利を確実にした民主党のバイデン前副大統領は29日、オバマ前政権時代の国務省報道官、ジェン・サキ氏を大統領報道官に、自身の選対陣営の広報担当ケイト・ベディングフィールド氏をホワイトハウス広報部長に指名した。広報担当の要職すべてを女性で固めた。
副大統領就任が確実となったカマラ・ハリス氏の報道官にはバイデン・ハリス選対陣営の顧問、シモーン・サンダース氏を充てる。バイデン氏の副大統領時代の報道官、エリザベス・アレキサンダー氏はハリス氏の広報部長に指名された。
バイデン氏は「史上初の全員女性のホワイトハウス上級広報チームを発表することを誇りに思う。高い資質と豊富な経験を持つ広報担当者がさまざまな視点を持ち寄り、米国をより良い国に立て直すという共通目標を掲げることになる」と述べた。
このほか、選対陣営の顧問だったカリーヌ・ピア氏とアシュレー・エティエンヌ氏はそれぞれ、大統領副報道官と副大統領の広報部長となり、民主党のシューマー上院院内総務の元ヒスパニック系メディア広報部長、ピリ・トバール氏はホワイトハウス副広報部長を務める見通し。
サキ氏はツイッターに、広報チームは「史上最も多様性があり、若い子供の母親が6人もいる」と投稿してアピールした。

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