ベネズエラ攻撃、独裁者拘束、同国を「運営」表明...トランプ大統領は「ネオコン化」か
ベネズエラを攻撃し、その国で独裁政権を敷いていたマドゥロ大統領の身柄を拘束、さらにその国を一時的に運営するというトランプ米大統領の決定は、長年外交問題における他国の越権行為を批判し、外国との紛争に関与しないと表明していた同氏の顕著な方向転換を示す。3日、フロリダ州の私邸で記者会見するトランプ氏(2026年 ロイター/Jonathan Ernst)
ベネズエラを攻撃し、その国で独裁政権を敷いていたマドゥロ大統領の身柄を拘束、さらにその国を一時的に運営するというトランプ米大統領の決定は、長年外交問題における他国の越権行為を批判し、外国との紛争に関与しないと表明していた同氏の顕著な方向転換を示す。
3日、作戦終了後の記者会見でトランプ氏は「安全で適切かつ賢明な政権移行が完了するまで、われわれが運営する」と述べ、ベネズエラの政治と石油産業への継続的な関与を表明した。さらに「地上での部隊展開」の可能性も示唆した。これは、国内で政治的反発を引き起こす恐れがあり、歴代の大統領が避ける発言だ。
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<不介入から介入へ>
「われわれは成功というものを、勝利する戦いだけでなく、われわれが終わらせる戦争、そしておそらく最も重要なのは、われわれが決して関与しない戦争によって評価することになる」。昨年1月の大統領就任式でトランプ氏は支持者らにこう語った。
しかしそれ以降、シリア、イラク、イラン、ナイジェリア、イエメン、ソマリアの標的を爆撃し、カリブ海と太平洋で「麻薬密輸船」とする数十隻を爆破。グリーンランドとパナマへの侵攻をほのめかしている。
そして今回のベネズエラへの作戦はトランプ氏にとって外国に対する最も攻撃的な軍事行動だ。
第2次トランプ政権におけるこうした展開は、トランプ氏が、物価や経済、医療といった有権者が重視する国内問題に焦点を当てるだろうという一部共和党員の期待を裏切るものだ。






