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新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(13日現在)

2020年5月13日(水)09時12分

■欧州とアジア、コロナ第2波到来のリスク 性急な制限解除で=IMF

国際通貨基金(IMF)のシニアエコノミストは12日、アジアと欧州諸国が新型コロナウイルス感染防止に向けたロックダウン(都市封鎖)措置を性急に解除すれば、感染の第2波到来のリスクにさらされると警鐘を鳴らした。

■スロバキア中銀総裁、独憲法裁判断に反発 一段のコロナ対応主張

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのカジミール・スロバキア中銀総裁はロイターとのインタビューで、ECBの量的緩和政策(QE)についてドイツ連邦憲法裁判所が一部違憲と判断したことについて、長年の努力を危機に陥れるものと反発した。

■トランプ氏、カリフォルニア州にテスラ工場再開容認を要求

トランプ米大統領は12日、カリフォルニア州に対し、米電気自動車(EV)大手テスラの自動車工場再開を認めるよう要求した。

■新型コロナ対策の監視不足で不正行為急増の恐れ=欧州検察庁長官

欧州連合(EU)で新設された欧州検察庁のコベシ長官はロイターとのインタビューで、巨額の新型コロナウイルス対策に対する監視が不足すれば、詐欺や不正行為の急増につながる恐れがあるとの見方を示した。

■ロシア大統領報道官がコロナ感染、プーチン氏と1カ月接触なし

ロシアのインタファクス通信によると、ペスコフ大統領報道官は12日、新型コロナウイルスに感染し、治療を受けていることを明らかにした。

■中国、中小企業支援を拡大へ=国務院

中国国務院(内閣に相当)は12日、新型コロナウイルス感染拡大による影響に直面する中、総需要を押し上げ、中小企業に対する金融支援を拡大する方針を示した。

■インドネシア、コロナ死者1000人超える 45歳以下は職場復帰へ

インドネシア保健当局は12日、新型コロナウイルス感染による死者が16人増加し、合計で1007人になったと発表した。感染者数は484人増加し、累計で1万4749人。政府は感染拡大抑制策の一部緩和を示唆しているが、感染拡大に歯止めはかかっていない。

■中国当局、コロナ感染防止策「まだ緩和できず」 警戒呼び掛け

中国の保健当局は12日、ここ数日、湖北省武漢市などで新型コロナウイルスの集団感染が発生したことは、感染防止策をまだ緩和できないことを示唆すると述べ、国民に警戒を続けるよう呼び掛けた。

■米モデルナの新型コロナワクチン、FDAが優先承認審査へ

ワクチン開発の米モデルナは12日、同社が開発を進める新型コロナウイルス感染症(COVID─19)ワクチンについて、米食品医薬品局(FDA)が迅速に審査を行う「ファストトラック」に認定したと発表した。

■新型コロナ治療薬、いくつかは効果的 一段のデータ必要=WHO

世界保健機関(WHO)は12日、 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療薬について、いくつかの治療薬には症状の深刻化の抑制、もしくは症状が継続する期間の短縮化に効果がある可能性があるとし、WHOとして最も有望な4、5の候補薬に注目していると明らかにした。

[ロイター]


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