最新記事

パンデミック

新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(15日現在)

2020年4月15日(水)13時00分

米ニューヨーク連銀の高官は14日、連邦準備理事会(FRB)の最近の資産購入は「前例のない」規模だとし、この緊急措置により金融市場が安定したとの見方を示した。

■IMFに100カ国が支援要請、融資能力強化の必要も=首席エコノミスト

国際通貨基金(IMF)のチーフエコノミスト、ギータ・ゴピーナート氏は14日、ロイターのインタビューで、加盟189カ国のうち100カ国が、新型コロナウイルスの封じ込めと経済対策のための緊急支援をIMFに要請したと明らかにした。

■新型コロナは自然発生した可能性高いが、確証はない=米軍トップ

マーク・ミリー米統合参謀本部議長は14日、米国の情報活動によると新型コロナウイルスは自然発生した可能性が高いとして、中国が人為的に作り出したウイルスが事故によって流出したとの説に反する見方を示した。ただ、いずれの説にも確証はないとした。

■G20、貧困国に最大140億ドルの債務返済猶予を検討=当局者

20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁は、貧困国に対して最大140億ドルの債務返済を猶予することを検討している。ドイツ政府当局者が14日、匿名を条件に明らかにした。

■中国本土の新型コロナ新規感染者は46人に減少、36人が渡航者

中国国家衛生健康委員会は15日、中国本土で14日に新たに確認された新型コロナウイルス感染者は46人で、前日の89人から減少したと発表した。このうち36人が海外からの渡航者で、こちらも前日の86人から減少した。

■〔海外規制フラッシュ〕EU、公的支援企業に配当など禁止へ コロナ危機救済案=関係筋

欧州連合(EU)は、新型コロナウイルス危機の影響で時価総額が急減した企業を各国政府が救済する案を巡り、救済対象の企業には配当や自社株買いを禁じる見通しだ。複数の関係筋が明らかにした。

■米、新型コロナの1日当たり死者最多に 2200人超=ロイター集計

ロイターの集計によると、米国で14日に確認された新型コロナウイルス感染症による死者は少なくとも2228人と、1日当たりの死者としてはこれまでで最多となった。感染者も60万人を超え、他国に比べ少なくとも3倍の水準に達した。

■トランプ米大統領、WHOへの資金拠出を停止 新型コロナ対応巡り

トランプ米大統領は14日、新型コロナウイルスへの世界保健機関(WHO)の対応を巡り、WHOへの資金拠出を少なくとも一時的に停止するよう政権に指示したことを明らかにした。

■米主要航空各社、政府の給与支援策に大筋で合意=財務省

米財務省は14日、新型コロナウイルスで打撃を受けている航空業界向けの250億ドルの給与補助について、主要各社が条件を大筋で受け入れたと発表した。

■米J&J、通年予想を引き下げ 医療機器は年後半の回復見込む

米医薬品・日用品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J) は14日、2020年の調整後1株当たり利益を8.95─9.10ドルから7.50─7.90ドルに引き下げた。新型コロナウイルス対応が優先されるため、売上高の30%を占める人工関節事業が停滞するという。

■英GSKと仏サノフィ、新型コロナワクチンの共同開発で提携

薬大手の英グラクソ・スミスクライン(GSK)と仏サノフィは14日、新型コロナウイルスの治療ワクチンを共同開発すると発表した。


【関連記事】
・新型コロナウイルス対応で際立つ小池都知事の存在感 差を付けられた安倍首相
・新型コロナ危機は与党に味方した? 韓国総選挙
・夏には感染は終息する、と考えていいのか?
・気味が悪いくらいそっくり......新型コロナを予言したウイルス映画が語ること

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トランプ氏「金は関税の対象にならず」、懸念払しょく

ワールド

欧州首脳、米ロ首脳会談控え13日にトランプ氏と協議

ワールド

ゼレンスキー氏「ロシアに戦争終結の用意ない」、制裁

ワールド

ロ・ウクライナ、和平へ「領土交換」必要 プーチン氏
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:Newsweek Exclusive 昭和100年
特集:Newsweek Exclusive 昭和100年
2025年8月12日/2025年8月19日号(8/ 5発売)

現代日本に息づく戦争と復興と繁栄の時代を、ニューズウィークはこう伝えた

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    産油国イラクで、農家が太陽光発電パネルを続々導入する切実な理由
  • 2
    「触ったらどうなるか...」列車をストップさせ、乗客を30分間も足止めした「予想外の犯人」にネット騒然
  • 3
    イラン人は原爆資料館で大泣きする...日本人が忘れた「復讐の技術」とは
  • 4
    イラッとすることを言われたとき、「本当に頭のいい…
  • 5
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 6
    なぜ「あなたの筋トレ」は伸び悩んでいるのか?...筋…
  • 7
    「靴を脱いでください」と言われ続けて100億足...ア…
  • 8
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医…
  • 9
    「古い火力発電所をデータセンターに転換」構想がWin…
  • 10
    【クイズ】次のうち、「軍用機の保有数」で世界トッ…
  • 1
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 2
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大ベビー」の姿にSNS震撼「ほぼ幼児では?」
  • 3
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を呼びかけ ライオンのエサに
  • 4
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 5
    イラン人は原爆資料館で大泣きする...日本人が忘れた…
  • 6
    【クイズ】次のうち、「軍用機の保有数」で世界トッ…
  • 7
    職場のメンタル不調の9割を占める「適応障害」とは何…
  • 8
    イラッとすることを言われたとき、「本当に頭のいい…
  • 9
    こんなにも違った...「本物のスター・ウォーズ」をデ…
  • 10
    これぞ「天才の発想」...スーツケース片手に長い階段…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 6
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 7
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が…
  • 8
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 9
    イラン人は原爆資料館で大泣きする...日本人が忘れた…
  • 10
    12歳の娘の「初潮パーティー」を阻止した父親の投稿…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中