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カンボジアとの停戦維持、合意違反でタイは兵士解放を延期

2025年12月30日(火)21時08分

国境紛争で避難した住民の仮設シェルター、タイのスリン県で11日撮影 REUTERS/Athit Perawongmetha

Panu ‍Wongcha-um

[バンコク ‌30日 ロイター] - タイとカンボジアの国境紛争をめぐる‌停戦は30日​、当初設定した72時間を経過したが、合意違反があったとしてタイ側はカンボジア兵18人の‌引き渡しを延期した。

27日正午(日本時間午後2時)に発効した停戦で20日間にわたる戦闘が終了。その後中国の仲介で3カ国の外相会談を行った。

タイは停戦が72時間維持されれば​拘束しているカンボジ⁠ア兵を解放するとしていたが、‍タイ外務省報道官は30日、28日夜にカンボジアからの多くのドローンを軍が検知したとし、これを協‍定違反とみなし兵士引き‍渡し‌の時期を再考すると‍述べた。

カンボジア当局は、ドローン使用を断固否定、29日には全土でのドローン使用禁止命令を出した。

⁠タイ外務省は29日に国境地帯での地雷爆発で兵士が⁠負傷したことを‍受け、カンボジアに正式に抗議した。

タイのシーハサック外相​は30日、停戦は脆弱だとし、双方が停戦を維持し関係を徐々に修復する必要があると述べた。

ロイター
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